昨今、一種のブームメントになりつつあるドキュメンタリー作品の中でも異彩を放っているフランス発のノンフィクション作品、映画『ダ・ヴィンチは誰に微笑む』が現在公開中。口コミやTV露出効果などもあり、ミニシアター作品ながら落ち率の極めて少ない異例のヒットを記録している。

「本当にノンフィクションなの!?と思うほど、ストーリー展開がお見事」

本作はダ・ヴィンチ最後の“傑作”とされる「サルバトール・ムンディ」に隠された美術界の闇を暴くドキュメンタリー。2017年、一般家庭に埋もれていた一枚の絵が「サルバトール・ムンディ」=通称「男性版モナ・リザ」として、オークションで史上最高額となる510億円で落札され、世界中の大ニュースに! 購入者は誰か? 果たしてこの絵は真のダ・ヴィンチ作品なのか?

美術関係者のみならず、大財閥とそこから手数料をぼったくろうとする仲介人、マーケティングマンと利用されるハリウッドスター、サウジアラビアの皇太子など、癖の強いキャラクターが次から次へと登場。さながら傑作ミステリーのごとく、知られざるアート界のからくりから、闇の金銭取引にまで迫ったノンフィクション作品となっている。

本作はこの週末12月10日(金)~12日(日)の3日間において、全国22館で動員1,916名、興収2,719,360円をあげ、初日から昨日までの累計が動員13,838名、興収18,355,180円となった。

公開から3週目に入ったが、12月10日(金)に放送されたNHK「あさイチ」での作品紹介の効果もあり、金曜日は動員464名、興収610,060円をあげ前週対比96.6%と好調に推移。

また、土日前週比86.0%と堅調に維持し、各地好調な週末となり、ミニシアターながら落ち率の極めて少ない異例のヒットを維持している。

また、SNSを中心に絶賛の声も多く、「アート界の暗黒さ加減と幾重の思惑が成す奇想天外ストーリー」「ルーブルの矜持が鬼カッコよかった」「観ている間すっごく興奮しました」「本当にノンフィクションなの!?と思うほど、ストーリー展開がお見事」など、興奮冷めやらぬツイートが続々溢れ、アートファンのみならず、広く映画好きにも広がりをみせている。

今後の動向にも注目の『ダ・ヴィンチは誰に微笑む』はTOHOシネマズ シャンテほか全国公開中。

作品情報

ダ・ヴィンチは誰に微笑む
2021年11月26日(金)TOHOシネマズ シャンテほか全国順次ロードショー

監督:アントワーヌ・ヴィトキーヌ 原題:The Savior For Sale/100分/フランス映画/カラー/ヴィスタ/5.1chデジタル/
字幕翻訳:松岡葉子

配給:ギャガ

©2021 Zadig Productions © Zadig Productions - FTV

公式サイト:gaga.ne.jp/last-davinci/

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