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2025年トロント国際映画祭でワールドプレミアを迎えた『HEEL(英題)』が邦題『HEEL/ヒール』として11月27日(金)より日本公開されることが決定した。あわせて、ティザービジュアル、シーン写真1点が解禁された。

『聖なる犯罪者』で米アカデミー賞国際長編映画賞にノミネートされ、現代社会に潜む矛盾と人間の倫理を鋭く描いてきたポーランドの鬼才ヤン・コマサ。2025年トロント国際映画祭でワールドプレミアを迎えた本作は、誘拐された不良青年トミーと、彼を“いい子”に更生しようとする不気味な家族をめぐる心理スリラー。

ドラッグ、パーティー、暴力に明け暮れる19歳の青年トミー(アンソン・ブーン)は、ある夜、飲み騒いだ仲間たちと別れた直後、何者かによって誘拐されてしまう。人里離れた一軒家の地下室で目を覚ましたトミーは、自身が犬のように首輪を嵌められ鎖でつながれていることに気付くと激しい怒りと恐怖に襲われる。その家には物腰の柔らかな父クリス(スティーヴン・グレアム)、心に深い傷を抱える母キャスリン(アンドレア・ライズボロー)、そして幼い従順な息子ジョナサン(キット・ラクセン)が住んでいた。謎めいた夫婦は、罰と褒美を与えながらトミーを“いい子”に更生しようとするが、一体、彼らの本当の目的とは?

一家の父クリスを演じるのは、『アドレセンス』のスティーヴン・グレアム。心に傷を抱えた母キャスリンには『To Leslie トゥ・レスリー』のアンドレア・ライズボロー、トミー役には『1917 命をかけた伝令』のアンソン・ブーン。さらにプロデューサーには、ポーランド映画界の巨匠イエジー・スコリモフスキ、そして半世紀以上にわたるキャリアで80本以上の作品を手がけ、9月11日に77歳で逝去したことが報じられたジェレミー・トーマスが名を連ねる。

今回解禁されたのは、一人ぽつんと広い草原に座り込むトミーの姿を捉えたティザービジュアル。トミーが身につけているオレンジ色の派手な柄シャツ、そして彼の目に映る世界を表現したようなモノクロの風景のコントラストが印象的な一枚となっている。

青空の下、鎖に繋がれたトミーがどこにも行けないことを示唆するように添えられた「自由はおあずけ」というコピー。また、タイトルになっている「HEEL」とは、「悪党」「卑劣な人」という意味も持つほか、犬の服従訓練で飼い主のそばについて歩くよう命じる号令でもあり、悪党であるトミーが犬のように“躾”されるという、本作の物語を象徴する二重の意味が込められている。

『時計じかけのオレンジ』を彷彿とさせる異様な“再教育”が進むにつれ、誘拐犯と被害者の区別は少しずつ曖昧になり、いびつな共同生活はやがて“家族”のかたちを成し始める。人は変われるのか。愛と支配の違いは何か──大胆かつ挑発的な視点で“正しさ”を問い直す、危険な家族の寓話。

まとめ(注目ポイント)

  • 『HEEL/ヒール』11月27日公開ヤン・コマサ監督の心理スリラーが11月27日より全国公開、ティザービジュアルも解禁。
  • 19歳の青年トミーが誘拐ドラッグや暴力に明け暮れるトミーが誘拐され、人里離れた家の地下室へ監禁される展開。
  • 豪華キャストが出演スティーヴン・グレアム、アンドレア・ライズボロー、アンソン・ブーンらが出演。
  • 「自由はおあずけ」のティザービジュアル鎖につながれたトミーを広い草原に配置し、オレンジ色の柄シャツとモノクロ風景を対比。
  • 「HEEL」に込められた二重の意味「悪党」「卑劣な人」と、犬を飼い主のそばに歩かせる訓練用の号令という意味を持つ言葉。
作品情報

HEEL/ヒール
2026年11月27日(金)新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて全国ロードショー

監督:ヤン・コマサ 
出演:スティーヴン・グレアム、アンドレア・ライズボロー、アンソン・ブーン、キット・ラクセン

2025|ポーランド・イギリス|英語|110分|シネスコ|5.1ch|PG12|原題:Good Boy|日本語字幕:橋本裕充

提供・宣伝:SUNDAE 配給:スターキャットアルバトロス・フィルム

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