今年話題を呼んだ『美しく、黙りなさい』の監督である女優デルフィーヌ・セリッグとビデオ作家キャロル・ルッソプロスのフェミニズムとシスターフッドを描くドキュメンタリー映画『デルフィーヌとキャロル〜黙らないミューズたち』が2027年1⽉16⽇(⼟)シアター・イメージフォーラム他全国順次公開されることが決定した。あわせてメインビジュアルが解禁された。

今年、制作50年を記念して公開されて話題を呼んだ映画『美しく、黙りなさい』(76)は、ジェーン・フォンダ、ジュリエット・ベルト、マリア・シュナイダー、エレン・バースティンら70年代の23⼈の女優たちが、男性中心の映画業界での経験や意⾒を⾃分たちの⾔葉で率直に語った、映画とジェンダーをめぐる歴史的重要作。監督は、『ジャンヌ・ディエルマン ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地』(75)などで知られる女優デルフィーヌ・セリッグ。

デルフィーヌ・セリッグはなぜ『美しく、黙りなさい』を撮ったのか? 彼⼥は何を成し遂げたのか? それがわかるのが、本作『デルフィーヌとキャロル〜黙らないミューズたち』。フランス、そしてヨーロッパのフェミニズム運動の貴重映像とともに、本作の主⼈公である晩年のキャロル・ルッソプロスがデルフィーヌ・セリッグとの出会いを思い返し、ユーモアたっぷりに2⼈の⽇々を振り返る。

驚くほどに⼥性蔑視も甚だしいテレビ番組が平気で放送される時代に、デルフィーヌとキャロルは、男性⽀配の及ばない未開のメディア“ビデオ”で声をあげ、ついに⼥性のための映像アーカイヴ施設、ボーヴォワール視聴覚センターを設⽴する。

『夜霧の恋⼈たち』(68)、『ロバと王⼥』(70)、『⾚い唇』(71)、『インディア・ソング』(75)、『ジャンヌ・ディエルマン』(75)などデルフィーヌ・セリッグ主演作の数々、カトリーヌ・ドヌーヴやアニエス・ヴァルダも名を連ねた⼈⼯妊娠中絶⾃由化を求める⼥性たちの請願書“343⼈のマニフェスト”、フランス⾰命以来の⼤規模デモといわれた71年の⼥性たちのデモ、“フェミニスト”デルフィーヌに対する⼤物プロデューサーの製作拒否や⼤物男優の共演拒否……。それでも、私たちはひとりじゃない。⼥性の⾃由のために歩んでいく!
キャロルの企画を、彼⼥の死後、孫の映像作家カリスト・マクナルティが⾒事な編集で完成させた、フェミニズムとシスターフッドを⽣き⽣きと描く“黙らないミューズたち”の物語だ。
まとめ(注目ポイント)
- 『デルフィーヌとキャロル』2027年1月公開『デルフィーヌとキャロル〜黙らないミューズたち』が1月16日より全国順次公開。
- デルフィーヌ・セリッグとキャロルの軌跡フェミニズムとシスターフッドを貴重映像とともに描くドキュメンタリー。
- 『美しく、黙りなさい』誕生の背景セリッグがなぜ同作を撮ったのか、その背景と成し遂げた活動に迫る構成。
- ボーヴォワール視聴覚センター設立2人は映像を通して声を上げ、女性のための映像アーカイヴ施設を設立。
- カリスト・マクナルティ監督キャロルの企画を孫の映像作家カリスト・マクナルティが完成させた作品。
デルフィーヌとキャロル〜黙らないミューズたち
2027年1⽉16⽇(⼟)よりシアター・イメージフォーラムほか全国順次公開
原題:Delphine et Carole, insoumuses|英語題:Delphine and Carole
監督:カリスト・マクナルティ|出演:デルフィーヌ・セリッグ、キャロル・ルッソプロス、マルグリット・デュラス、シモーヌ・ド・ボーヴォワール、シャンタル・アケルマン他|フランス=スイス|68分|カラー&モノクロ|2019|字幕:坂本安美
配給:ムヴィオラ
©Les Films de la Butte-Alva Film-Le Centre audiovisual Simone de Beauvoir-INA-2018
公式サイト https://moviola.jp/dec/




