1980年代のイギリスを舞台にHIV/エイズに翻弄されるゲイの若者たちを描いたドラマ『IT’S A SIN 哀しみの天使たち』(全5話)がAmazon Prime Videoチャンネル「スターチャンネルEX -DRAMA & CLASSICS-」にて8月17日(火)より独占初配信開始。配信にあわせて、主演を務めたYears & Years のオリー・アレクサンダーが作品の見どころを語ったインタビュー映像が到着した。

米誌TIMEは『2021年1番にチェックすべきドラマ』と賞賛

1980年代ロンドンに生きるゲイの若者たちが、HIV/エイズに関する正しい情報と理解が少ない社会に翻弄されながらも明るくお互いを支えあいながら生きる様を描き、空前の大ヒットを引き起こした『IT’S A SIN 哀しみの天使たち』。

精鋭的&革新的な作品ラインナップで知られるイギリスの放送局・チャンネル4で公開されるやいなや、同局史上“最も一気見(ビンジ)されたシリーズ”に。なんと、イギリスでは本作の放送・配信後の1週間でHIV検査数が記録的な回数に達するという社会現象へと発展。空前のムーブメントを引き起こしている。

さらにHBO MAXが製作に参加し、北米での配信も行ったことからその勢いは世界中へ波及。米誌TIMEは『2021年1番にチェックすべきドラマ』と賞賛し、米紙USAトゥデイも『2021年のベストドラマ』(※当時)と称えるなど、全世界が本作に熱狂している。

主人公を演じるオリー・アレクサンダーは世界的人気ミュージシャン「Years & Years」としての活動でも知られ、LGBTQ+アクティビストとしても活躍している期待のアーティスト。『ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール』など映画出演の経験を積んだアレクサンダーが、本作で満を持して初の主役の座を射止め、音楽同様に豊かな表現力で魅力たっぷりの演技を見せている。

「エイズ危機が何百万もの人たちに与えた衝撃は痛みを伴うけど、忘れてはいけないんだ」

このたび解禁された映像では、オリーが本作の見どころや現代にも通じる点などを語っている。自身の役どころについては「人生を謳歌しており、夢は役者になることと常に大きな夢を描いている人物だ。この作品で描かれるのは自分が何者かを模索する若者たちだ」と、本作のテーマ性とあわせて語り、物語の重要なポイントについては「僕自身がゲイとして初めて知る歴史が描かれている。脚本を読んだ時、主人公たちの恐怖や困惑、個性を模索する姿に共感できた。エイズ危機が何百万もの人たちに与えた衝撃は痛みを伴うけど、忘れてはいけないんだ」と深い共感を示す。

さらに、本作で描かれているHIVについて「今でもHIVについて誤解が多い。当時の人々は完全に混乱していて、理由も分からずに姿を消したり亡くなった人たちがいた。同性愛への嫌悪感や偏見によって、恐怖心が政府のトップからメディアにまで広がった。そんなに昔の出来事ではないのが本当に衝撃的だ」と当時の混乱とあわせて言及。

「少なくとも英国に関して言えるのは、長い闘いの末にLGBの人たちの権利は守られている。トランスジェンダーはいまだに守られていない。一方でクィアについてはメディアによって認知度が高まってはいる。だけどまだ世界的に見ると、ただ自分として生きているだけで、差別や迫害され苦しんでいる人たちが多くいる」と現在の課題についても語り、苦しんでいる人がいる現状を訴えた。ドラマの製作現場については「限られた時間で協力し合ってすばらしいドラマを作っている。その中に僕がいるなんて信じられないよ」と喜びを語っている。

作品情報

IT’S A SIN 哀しみの天使たち
(全5話)

【配信】 Amazon Prime Video 「スターチャンネルEX -DRAMA & CLASSICS-」
<字幕版> 8月17日(火)より配信開始 ★8月17日(火)より第1話を期間限定無料配信★
https://www.amazon.co.jp/channels/starch
【放送】 BS10 スターチャンネル
【STAR1 字幕版】9月より放送予定
https://www.star-ch.jp/drama/itsasin/sid=1/p=t/

【STORY】1981年ロンドン。同性愛者のリッチー、コリン、ロスコー、アッシュと彼らの親友ジルの5人が、ピンクパレスと名付けたアパートで共同生活を始める。様々な葛藤を抱えながらも楽しく暮らす5人だったが、HIVの感染が急激に拡大し仲間が次々とエイズを発症していく。『ドクター・フー』を手がけたラッセル・T・デイヴィスがHIV/エイズに関する正しい知識が少ない時代に支え合い明るく生き抜いた若者たちを描くドラマ

【製作総指揮・脚本】ラッセル・T・デイヴィス
【監督】ピーター・ホアー
【出演】オリー・アレクサンダー、リディア・ウエスト、ナサニエル・カーティス
オマーリ・ダグラス、カラム・スコット・ハウエルズほか

© RED Production Company & all3media international

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