10月30日(土)~11月8日(月)に開催となる第34回東京国際映画祭の予告編が解禁された。フェスティバルソングはKing Gnuの常田大希率いる音楽プロジェクト、millennium paradeの「Bon Dance」。9月24日(金)より都内近郊の各劇場で上映が開始される。

今回の約60秒の予告には、オープニング作品の『クライ・マッチョ』とクロージング作品の『ディア・エヴァン・ハンセン』の他に、世界の国際映画祭で注目された話題作、日本での公開がまだ決まっていない最新作などを上映する「ガラ・セレクション」部門(これまでの「特別招待作品」部門から名称変更)の全10本中9本の映像が含まれていて、まさに国際映画祭にふさわしい国際色豊かな予告編となっている。
また、今回の予告編には今の日本のミュージックシーンのトップランナーであるKing Gnuの常田大希率いるミュージシャンだけでなく、映像ディレクターやデザイナーまでも内包する気鋭の音楽プロジェクトであるmillennium paradeによる「Bon Dance」が“第34回東京国際映画祭フェスティバルソング”として使われている。

カンヌ国際映画祭でも絶賛された細田守監督作品『竜とそばかすの姫』のメインテーマ“U”を手掛け、ビルボード・チャート・グローバル・チャート入りも果たしたmillennium paradeによるその楽曲は、夏の夜に不思議な世界に迷い込み、妖怪たちの"百鬼夜行"に遭遇する少年少女の一夜限りの思い出を描いたものになっており、そのお祭り感が映画祭のフェスティバル感ともマッチ。今年の映画祭への期待感を煽る。
8月に本曲のMVを公開したときに常田大希は下記のようにコメントしている。
今皆さんそれぞれが耐え忍ぶ毎日を送っていると思います。
元通りの世の中に一刻も早く戻れる事を祈ってお盆にあの曲のMVを公開しました。
無くなった夏祭りの代わりに、ささやかな我々の夏祭りをどうぞ。大密なMVになってます。
―― 常田大希(millennium parade / King Gnu)
また、ジャパニーズアニメーション部門では、創成期から活躍し、本年3月に逝去されたアニメーター大塚康生のレトロスペクティブで歴史を振り返る一方、「2021年、主人公の背負うもの」というテーマで最新アニメが描こうとしているものに注目する。特撮部門は生誕50周年を迎えた「仮面ライダー」シリーズの特集が決まった。
第34回東京国際映画祭 オープニング&クロージング作品
ガラ・セレクション部門作品一覧

第34回東京国際映画祭
■開催期間:2021年10月30日(土)~11月8日(月)
■会場: 日比谷・有楽町・銀座地区(角川シネマ有楽町、シネスイッチ銀座、東京国際フォーラム、TOHOシネマズ シャンテ、TOHOシネマズ 日比谷、ヒューマントラストシネマ有楽町、有楽町よみうりホールほか)
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