ブラッドリー・クーパーが実在する“クセの強すぎる”ハリウッドプロデューサーに！『リコリス・ピザ』本編映像解禁

2022年6月2日

本年度・第94回アカデミー賞®で作品賞、監督賞、脚本賞にノミネートされたポール・トーマス・アンダーソン監督最新作『リコリス・ピザ』（7月1日公開）より、ブラッドリー・クーパー出演シーンの本編映像が解禁された。クーパーがアクの強い実在の映画プロデューサーを演じている。

監督「恐ろしい俳優で長年彼と仕事をしたいと思っていた」

ベルリン国際映画祭で金熊賞、世界三大映画祭であるカンヌ、ヴェネチア、ベルリンすべてで監督賞受賞と伝説を作り、常に世界中の映画ファンが新作を心待ちにしている天才監督ポール・トーマス・アンダーソン。その最新作となる本作は、1970年代のハリウッド近郊、サンフェルナンド・バレーが舞台。実在の俳優やプロデューサー、実際の出来事を背景にアラナ（アラナ・ハイム）とゲイリー（クーパー・ホフマン）が偶然に出会い、すれ違い、歩み寄っていく恋模様を描き出す。

エンタメ界のレジェンドたちが脇を固め、映画ファンのみならず多くの観客がその登場シーンに驚かされる本作。『ハングオーバー！』シリーズや『ナイトメア・アリー』などで知られ、『アリー／スター誕生』で監督としても評価の高いブラッドリー・クーパーもその一人だ。

ポール・トーマス・アンダーソン監督はブラッドリー・クーパーについて「恐ろしい俳優で長年彼と仕事をしたいと思っていた」とキャスティングの機会を切望していたと言い、本作にブラッドリーが出演を決めた時のことを「最高の瞬間だった！」と表現する。そんな監督から全幅の信頼を得ているブラッドリーの役どころは、1970年代の映画プロデューサー、ジョン・ピーターズだ。

「ファットバーニーズ（主人公ゲイリーのモデルであるゲイリー・ゴーツマンが、実際にウォーターベッドを販売していた店）でウォーターベッドを売っていた知人が、ジョン・ピーターズの家にベッドを届けた」という話から着想を得て、ブラッドリーは実在する“クレイジーなハリウッドプロデューサー”を演じている。

このたび解禁された本編映像は、ゲイリー（クーパー・ホフマン）たちが、ジョン・ピーターズの家にウォーターベッドを届けに行き、なぜかイラついているピーターズに「俺の恋人は誰？」とバーブラ・ストライサンドの名前を言わされるシーン。

「ザンド」「サンド」と発音を何度も訂正させ、子どもに対して自分の彼女の名前に執着する「クレイジー」なピーターズを見事に演じているブラッドリー。本編では更にヒートアップした登場シーンに、当時を知る人をクスリとさせ、知らない人もその強烈なアクの強さから目が離せない、個性全開で演じているブラッドリー・クーパーを見ることができる。

『リコリス・ピザ』は7月1日（金）TOHOシネマズシャンテほか全国公開。

作品情報

リコリス・ピザ
2022年7月1日（金）TOHOシネマズシャンテほか全国公開