『DUNE/デューン 砂の惑星』のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督がポストクレジットシーンが「好きではない」と明かした。「これからも使うつもりはない」という。

"Denis Villeneuve" by Gage Skidmore is licensed under CC BY-SA 2.0
「私が求めていた感情を台無しにしたくはありません」
ポストクレジットシーンとは映画のエンドクレジット後に挿入される短い映像のこと。エピローグのおまけや次回作の予告などの映像であることが多く、特にマーベル・スタジオ作品では恒例で、ファンのお楽しみの一つとなっている。
しかしヴィルヌーヴ監督にはポストクレジットシーンを使いたくない理由があるという。「NME」のインタビューで次のように語っている。
「私はポストクレジットシーンが好きではありません。『DUNE』の最後の映像には、私が求めていた非常に具体的な感情があり、それを台無しにしたくはありません。ですから私はポストクレジットシーンは使いません。今までも、そしてこれからも」
また監督は『DUNE』の「ディレクターズ・カット版」を作ることもないと発言。これまでの作品でも「ディレクターズ・カット版」 を作ったことはなく、劇場版こそがディレクターズ・カット版(最終版)であることにも強いこだわりを持っているようだ。こうした美学こそ、彼ならではの作品を生み出す秘訣の一つなのかもしれない。
『DUNE/デューン 砂の惑星』は現在公開中。