『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』などのベテラン俳優アレック・ボールドウィンが、新作撮影現場で小道具の銃を誤射したことから、2人のスタッフが死傷するというアクシデントが発生。この事態に本人がTwitterでコメントを発表した。

"Alec Baldwin" by Gage Skidmore is licensed under CC BY-SA 2.0
2021年10月21日、ニューメキシコ州のサンタフェで新作西部劇『Rust』を撮影中だったボールドウィンは、小道具の銃を誤射して、撮影監督のハリーナ・ハッチンズを死に至らしめ、監督のソウザを負傷させる事故を起こしたというニュースが米メディアで報じられた。
ことの詳しいいきさつは明かされていないが、現在警察が弾が発射された銃などを調査中という。ハッチンズは42歳で、ヘリコプターでニューメキシコ大学病院に緊急搬送されたがその後死亡。出演者の一人フランシス・フィッシャーのSNSによれば、監督は医療センターに搬送された後、退院したという。
この事態を受けてボールドウィンはTwitterでコメントを発表した。
「 妻であり、母であり、私たちが深く尊敬する同僚でもあるハリーナ・ハッチンズの命を奪った悲劇的な事故について、言葉にならないほどの衝撃と悲しみを感じています。私は、この悲劇がどうして起こったのか、警察の捜査に全面的に協力しています。彼女の夫と連絡を取り、彼とご家族を支援しています。ご主人や息子さん、そしてハリーナに近しい人たちのことを思うと胸が張り裂けそうです」
彼がプロデューサーも務めている映画の製作は中止される模様という。
撮影中の事故による銃撃死はこれまでにも、1993年のブランドン・リーや1984年のジョン・エリック・ヘクサムなどのアクシデントが起きており、こうした悲劇が繰り返されたことになった。