DUNE/デューン 砂の惑星』のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督がクリストファー・ノーラン監督の『TENET テネット』を「傑作」と絶賛。ノーラン監督にも「世界最高の映画監督」と最大の賛辞を送った。

ドゥニ・ヴィルヌーヴ
Georges Biard, CC BY-SA 4.0 https://creativecommons.org/licenses/by-sa/4.0, via Wikimedia Commons
「ノーラン監督の映画を家で見ることはできません」

『TENET テネット』は『ダークナイト』シリーズや『インセプション』の名匠クリストファー・ノーラン監督による2020年のタイム・サスペンス超大作。第三次世界大戦を防ぐべく、時間の逆行に挑む「名もなき男」のミッションを描く。時間をテーマにしたそのストーリーや複雑性は、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督も魅了したようだ。ポッドキャスト「ReelBlend」で次のように語っている。

「『TENET テネット』 には圧倒されました。まさに傑作です。信じられないほどの映画的な達成をした映画だと思います。非常に複雑な映画だと思いますが、私はとても楽しかったです。何度見ても楽しかったですし、クリストファー・ノーランの熟練度は比類がないです」

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クリストファー・ノーラン

またノーラン監督については「世界最高の映画監督の一人」と絶賛し、ノーランの新作は必ず映画館で見ていることも明かしている。

「彼は現在、世界最高の映画監督の一人です。彼が新作を発表するならば、私は映画館で見なければなりません。もちろん『TENET テネット』も映画館で見ました。ノーラン監督の映画を家で見ることはできません、それはまったく意味がないことのように思えます。ノーラン監督の映画はまず劇場でその迫力を存分に味わう必要があります。技術的にも物語的にも常に限界に挑戦し、常に自分自身を進化させている彼の姿は本当に魅力的です。その仕事ぶりには深い感銘を受けています」

ストリーミング時代にあって、ヴィルヌーヴもノーランと同じく、自作の映画館での公開に強いこだわりを持つ監督。そういう意味でもノーラン監督にリスペクトとシンパシーを感じているのかもしれない。対してノーラン監督はヴィルヌーヴ監督の『DUNE』をどう見るのか、その感想も気になるところだ。

『DUNE/デューン 砂の惑星』は10月15日より全国公開中。

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