ラストナイト・イン・ソーホー』のエドガー・ライト監督が次のジェームズ・ボンド映画の有力な監督候補の一人になるかもしれない。ポッドキャスト「Happy Sad Confused」に登場したライト監督は、今後のボンド映画について独自の構想を持っていることを明かした。

エドガー・ライト
"Edgar Wright" by Brattle Theatre is licensed under CC BY-NC-ND 2.0
「もし聞かれたら、自分のアイディアを売り込むつもり」

1962年から始まった『007』シリーズ最新作であり、ダニエル・クレイグがジェームズ・ボンドを演じる最後の作品となった『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』。現段階では、次のジェームズ・ボンド役を誰が演じるのかは明らかになっておらず、今後のシリーズの行方は宙に浮いている。もしシリーズが監督も含めて刷新されるとなれば、『ベイビー・ドライバー』など多くのヒット作を世に放ってきたエドガー・ライト監督は新たなボンド映画を手がける有力候補の一人になるだろう。

ポッドキャスト「Happy Sad Confused」に登場したライト監督は、次のボンド映画に挑戦することに前向きであることを明かし、このように語った。

「私にはボンド映画の独自の構想があるので、もし彼ら(製作者たち)に聞かれたら、自分のアイディアを売り込むつもりですよ。だから言うわけではないけれど、次のボンド役として何人かの候補に挙がっている名前を見ると、どうも“ダニエル・クレイグ2世”のように思えてなりません」

どうやらライト監督には、これまでのボンド映画とは方向性の異なる新たなアイディアがあり、次のボンド役についても話題になっている候補者とは別の人選が頭に浮かんでいる模様。アクション、コメディ、ホラーなど多彩な作品を作り上げてきたライト監督は、新たなボンド映画の可能性を模索していくのに適任かもしれない。

ただ『007』シリーズのプロデューサーであるバーバラ・ブロッコリは、新たなジェームズ・ボンドの俳優探しを2022年に開始すると発表しているので、監督探しもまだ先の話になりそうだ。ダニエル・クレイグは交代しても、キャリー・ジョージ・フクナガ監督は続投する可能性もある。

エドガー・ライト監督の最新作『ラストナイト・イン・ソーホー』は12月10日(金)、TOHO シネマズ日比谷、渋谷シネクイントほか全国公開。

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事