先日のアカデミー賞授賞式の最中にプレゼンターのクリス・ロックを平手打ちした一件で話題を呼ぶウィル・スミスが、自ら映画芸術科学アカデミー協会を退くことを発表した。米バラエティなどが報じている。

ウィル・スミス
Dick Thomas Johnson from Tokyo, Japan, CC BY 2.0 https://creativecommons.org/licenses/by/2.0, via Wikimedia Commons

スミスは式の中でクリス・ロックが自分の妻ジェイダ・ピンケット・スミスの頭髪に関するジョークを発したことに立腹。壇上に進み出てロックに平手打ちをしたことが大きな騒動を呼ぶことに。その後、主演男優賞を受賞したスミスはスピーチの中でもアカデミー協会や会場の参加者、ファンに謝罪の言葉を述べ、後日クリス・ロックにもSNSを通じて謝罪の意を表した。

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しかしアカデミー協会はスミスの会員権はく奪、または一時停止などを含む処分を行うことを4月の理事会で決定することを発表。この決定に先駆け、スミスの方から協会会員の辞任を申し出たもの。

スミスは関係した多くの人々や世界中の視聴者に迷惑をかけたことを改めて謝罪し、辞任の意向を示す声明を出したという。これによってスミスが受賞した主演男優賞をはく奪されることはなく、今後のアカデミー賞に招待されることがなくなることもないそう。しかしアカデミー賞への投票権はなくなる。

アカデミー協会側はスミスの意向を受け入れるが、4月18日の理事会で正式な協会側のスミスに対する懲罰処分が発表される。スミスはこれについても全面的に受け入れると語っている。

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