“南米のピカソ”と称されるコロンビア出身の美術家フェルナンド・ボテロの展覧会『ボテロ展 ふくよかな魔法』が東京・渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムにて4月29日(金・祝)より開催。また同日よりボテロのドキュメンタリー映画『フェルナンド・ボテロ 豊満な人生』がBunkamuraル・シネマほかにて全国順次公開される。

展覧会期間中は、ボテロの大きな彫刻《小さな鳥》を特別展示

南米コロンビア出身の美術家ボテロ。彼の作品を唯一無二たらしめるのは、描くものの形が“ふくよか”であること。そのボリューム豊かなタッチは温かさだけでなく生の喜びをも感じさせる。『ボテロ展 ふくよかな魔法』はボテロ生誕90年の記念すべき年に、本人の監修のもと、初期から近年までの作品全70点で構成される展覧会。2020年制作の「モナ・リザの横顔」が世界初公開される。

また、広島市現代美術館の協力のもと、展覧会期間中、ボテロの大きな彫刻《小さな鳥》を特別展示。Bunkamura B1F テラスに圧倒的存在感を持つボテロの鳥が降り立つ。

Bunkamura内のレストランでは本展とタイアップしたメニューも提供される。展覧会および映画のチケット・QRチケット提示で割引あり。詳細はこちら→https://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/22_botero/collaboration.html

同日よりロードショーとなる『フェルナンド・ボテロ 豊満な人生』はボテロのドキュメンタリー映画。幼い頃に父を失った貧しい少年が、闘牛士学校に通いながらスケッチ画を描いていた原点から、対象物をぽってりと誇張する“ボテリズム”に目覚め、《12歳のモナ・リザ》のMoMA展示で一躍注目を浴びアート界の頂点へとたどり着いた軌跡を追いかける。愛息の死、自身の利き手の一部を失う悲劇など、精神的にも肉体的にも作家生命が危ぶまれた衝撃の過去が明かされる──。なぜ、すべてをふくよかにするのか? 90歳の巨匠の素顔と"ボテリズム"の秘密に迫る作品となっている。

『フェルナンド・ボテロ 豊満な人生』は4月29日(金)より、Bunkamuraル・シネマほか全国順次ロードショー。


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