『それでも夜は明ける』のスティーヴ・マックイーン監督の次回長編映画『ブリッツ(原題)』(Blitz)をアップルが獲得した。

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「『コーダ あいのうた』のAppleが、次の受賞候補を見つけたようだ」
米「Deadline」の報道によれば、本作は第二次世界大戦中のロンドンを舞台にした物語。アカデミー賞作品賞を受賞した『それでも夜は明ける』のスティーヴ・マックイーンが、監督・脚本・プロデュースを務める。
タイトルの『ブリッツ』とは、ナチス・ドイツがイギリスに対して行った大規模なロンドン空襲のこと。第二次世界大戦中の1940年から1941年にかけて約8か月間にわたって行われ、民間人約4万3000人もの犠牲者を出した。ブリッツとはドイツ語で「稲妻」を意味する。本作ではその爆撃にさらされたロンドン市民たちの姿が描かれるようだ。
制作は今年後半から開始される予定となっている。まだ公開時期は未定だが、賞レースをにぎわせるポテンシャルを秘めた作品であり、米「Collider」は「『コーダ あいのうた』でアカデミー賞作品賞を受賞したアップルが、次の受賞候補を見つけたようだ」と論じている。