『グリース』などで人気のシンガー＆女優、オリヴィア・ニュートン・ジョンが73歳で死去

「そよ風の誘惑」などのヒット曲を生んだシンガーで、『グリース』などでは女優としても活躍したオリヴィア・ニュートン・ジョンが2022年8月8日、南カリフォルニアに所有する牧場で亡くなったと家族が発表した。享年73。

オリヴィアはイギリスで生まれ、オーストラリアで育ち1966年に歌手デビュー。70年に『オリビア・ニュートン・ジョンのトゥモロー』で映画にも主演して徐々に人気を獲得。74年に「愛の告白」が全米で1位に輝くと、75年にアメリカに移住。「そよかぜの誘惑」などヒット曲を連発してアイドル的存在に。

78年には映画『グリース』でジョン・トラヴォルタと共演し大ヒット。サントラから「想い出のサマー・ナイツ」「愛のデュエット」「愛すれど悲し」などのヒットを生み出した。80年にはミュージカル『ザナドゥ』に主演し、映画は不発だったが主題歌などは大ヒット。その後も『セカンド・チャンス』（83）でトラヴォルタと再共演するなど女優もこなしつつ、「フィジカル」などのヒット曲を放って、世界的スターとなった。

92年に乳がんを患っていることを告白。ユニセフの親善大使を務めながらがん治療の啓発活動なども行うように。乳がん撲滅キャンペーンのために来日したことも。17年にはがんが脊髄に発病したことも明かしていた。