ナスターシャ・キンスキーが“真っ赤な苺”を食べる名シーンも！　4Kリマスターで甦る愛の名作『テス』予告編解禁

名匠ロマン・ポランスキー監督、ナスターシャ・キンスキー主演の時代を超えた文芸ロマンの名作が4Kリマスターで甦る『テス』（2023年1月6日公開）の予告編が解禁された。

英国の文豪トマス・ハーディが 1891 年に発表した小説『ダーバヴィル家のテス』を映画化した本作は、英国ドーセット州の片田舎を舞台に、貧しい家で生まれ育った美しく気高い女性テスが辿る過酷な運命を、詩的で美しい映像と豪華な時代衣装、音楽で描いた文芸ロマン大作。本作はロマン・ポランスキー監督元夫人の故シャロン・テートが生前『テス』の原作を気に入り、ポランスキーに映画化を薦めていたことがきっかけで製作された。

撮影途中での名カメラマン、ジェフリー・アンスワースの死去という最大の不幸を乗り越え、アカデミー賞®撮影賞をはじめ数多くの賞に輝いた。またポランスキーにとって、シャロンの分身的存在であり、当時の交際相手でもあったのが、本作のヒロインに抜擢されたドイツ出身の新進女優ナスターシャ・キンスキー。まだ 18 歳という若さで演技経験も浅かったナスターシャは、本作で気丈な女性テスを見事に演じ切り、国際女優への切符を手に入れた。 172分という超大作にもかかわらず、テスと完全に同化したナスターシャの毅然とした美しさから目が離せない。名匠＆名女優による、時代を超えた真の愛の名作ドラマがいま、4Kリマスター版でスクリーンに甦る。

このたび解禁された日本版予告編は、当時まだ10代のナスターシャ・キンスキーの美しさが際立つ内容。ドレスやスローハットを纏うテスは可憐で初々しく、本作の見どころの一つとなっている。

冒頭に登場するのは、テスが貧しい家族のためを想い奉公に出た先で出会うリー・ローソン演じるアレック。彼がテスの口に真っ赤な苺を運ぶシーンは、どこか官能的で観る者をはっとさせる。

後に、テスはピーター・ファース演じるエンジェルと出会い、燃えるような恋に落ち、ふたりは結婚式を挙げる。しかし初めて掴んだ幸せも束の間、ふたりは離れ離れとなり、どこか不穏な雰囲気が漂っている…。アレックとエンジェル、ふたりの男性と出会ったことで生じた抗うことのできない運命と美しさゆえに起こる悲劇。果たしてどのような結末が待っているのか、「彼女の愛に敵うものは、いない。」その、テスの愛とは―？

『テス』（4K リマスター版）は2023年1月6日（金）ヒューマントラストシネマ有楽町 特別先行公開。2023年1月20日（金）ヒューマントラストシネマ渋谷、池袋 HUMAX シネマズほか全国順次公開。

あわせて読みたい

ロマン・ポランスキー監督が贈る文芸ロマンの名作『テス』4Kリマスター版が2023年1月6日公開決定　ポスタービジュアル2種解禁

2022.12.6

ロマン・ポランスキー監督の文芸ロマン大作『テス』4Kリマスター版が2023年1月6日（金）よりヒューマントラストシネマ有楽町にて特別先行公開、1月20日（金）よりヒューマントラスト...