エッフェル塔設計に挑んだギュスターヴ・エッフェルを仏人気俳優ロマン・デュリスが演じる『エッフェル塔~創造者の愛~』が3月3日(金)より全国公開。このたび、ヒロイン役を演じるエマ・マッキーの新規場面写真が解禁された。本作で初めてフランス映画に挑戦した彼女が、共演者や製作陣から大絶賛を浴びる理由とは?
本作は、フランス・パリにある誰もが知る世界遺産エッフェル塔の完成に挑戦したギュスターヴ・エッフェルの成功の裏に秘められたある女性への秘められた想いを、情熱的かつ大胆に創作したヒューマン・ラブストーリー。エッフェルを演じるのは、日本映画リメイク版『キャメラを止めるな!』のほか、『真夜中のピアニスト』や『タイピスト!』でも印象的な演技を残すロマン・デュリス。監督は、新型コロナウィルス感染拡大後のヨーロッパ映画としては最大規模の超大作「三銃士」映画化の監督に抜擢されたマルタン・ブルブロン。
本作で主人公エッフェルと情熱的な恋愛に身を投じるヒロイン・アドリエンヌを演じるのがエマ・マッキー。彼女の名を最初に広く認知させたのは、イギリス発のNetflixドラマ「セックス・エデュケーション」で演じた主要人物のメイヴ・ワイリー役であることは間違いない。トレーラー暮らしという大変な環境に育つ一方で、生活費を稼ぐために他の生徒の宿題代行でお金を稼ぐほどの秀才。そして、主人公オーティスにセックスセラピーをしないかと持ち掛けるなど、ストーリーを面白い方向へ進める強烈なパワーを持つキャラクターがドラマの人気に火をつけ、第4シリーズの製作が開始するほどの大ヒット作となっている。
また、次に彼女が注目を集めたのは、映画『ナイル殺人事件』(22)で演じた事件の鍵を握るジャクリーン役。「ミステリーの女王」であるアガサ・クリスティーが生み出した名探偵ポワロシリーズをケネス・ブラナーが監督・主演で映画化したシリーズ第2弾で、事件を追うごとに謎を深めていく複雑なキャラクターと、深紅のドレスを身にまとった美しい姿が話題となった。
そして、今回『エッフェル塔~創造者の愛~』では今まで人気を獲得してきた英語圏のエンタメ作品とは別に、自身のルーツのひとつである“フランス”映画へ初出演を飾ったエマ・マッキー。フランス映画界への初陣を見守った本作のキャスト・スタッフ陣は彼女に絶賛のコメントを寄せている。
主演のロマン・デュリスは「彼女にアドリエンヌ役をオファーしたのは天才的なアイデアだった」と絶賛。「エマはすべてを備えた演技をする。身体を使う場面もエネルギッシュで楽しげに、自信をもってこなす。ドラマチックなシーンで純粋な感情を伝えるときと同じようにね。共演した一つ一つのシーンを二人で助け合いながら演じたよ」と撮影を振り返る。
また、製作でキャスティングも担当したヴァネッサ・ファン・ザイレンは「セックス・エデュケーション」を視聴していた時のエピソードを交え、「ドラマの第1話を見ていたときに、ピンときたんです。たった今アドリエンヌ役を見つけた、エマ・マッキーよ!って。私には、未来のメリル・ストリープが見えたんです。彼女がフランス語を話せることもわかったので、彼女のエージェントを調べました。監督のマルタンに話したところ、彼も賛成してくれて、24時間後には二人でロンドン行の電車に乗っていました」とコメント。
そして、監督のマルタン・ブルブロンは「この映画で重要なものの大半は、エマが演じるアドリエンヌの反応力にかかっているんだ。彼女の決断が、彼女のいくつかの行動とともに、物語を導いていく。アドリエンヌの背後には塔があり、逆もまた然りだ。エマがそんなアドリエンヌを、元気さと優雅さをもって完璧に演じてくれている」と彼女に全幅の信頼を寄せていたことを明かす。
今後はマーゴー・ロビー、ライアン・ゴズリング、ケイト・マッキノンなど人気俳優とともに名を連ねる実写版『Barbie(原題)』(2023)や名著「嵐が丘」の作者エミリー・ブロンテの伝記映画『Emily(原題)』(公開日未定)で初主演を飾るなど、大きな作品が続々決まるエマ・マッキー。快進撃を続ける彼女の魅力が詰まった『エッフェル塔~創造者の愛~』は3月3日(金)より新宿武蔵野館、シネスイッチ銀座、ヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて全国公開。
エッフェル塔~創造者の愛~
2023年3月3日(金)新宿武蔵野館、シネスイッチ銀座、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開
STORY
アメリカ〈自由の女神像〉の制作に協力したことで大いなる名声を獲得した、ギュスターヴ・エッフェル(ロマン・デュリス)。世間では3年後の1889年に開催される「パリ万国博覧会」の話題でもちきりだった。そのシンボルモニュメント制作のコンクールには全く興味のなかったエッフェルだが、パーティーの席で大臣から強く参加を要請される。さらに、久しぶりに再会した友人で記者のアントワーヌ・ド・レスタック(ピエール・ドゥラドンシャン)の妻・アドリエンヌ(エマ・マッキー)から「大臣と同感です。ぜひ見てみたい。野心作を」と言われたエッフェルは突然、「ブルジョワも労働者も皆が楽しめるように、パリの真ん中に300mの塔をすべて金属で造る」と宣言する。実は初対面のふりをしたレスタックの妻は、エッフェルにとって忘れられない女性だった――。
出演:ロマン・デュリス、エマ・マッキー、ピエール・ドゥラドンシャン、アルマンド・ブーランジェ、ブルーノ・ラファエリ
監督:マルタン・ブルブロン 脚本:カロリーヌ・ボングラン 音楽:アレクサンドル・デプラ 編集:ヴァレリー・デシネ 美術:ステファン・タイアゾン
2021年│フランス・ドイツ・ベルギー│フランス語│108分│シネスコ│字幕翻訳:橋本裕充│R15
配給:キノフィルムズ 提供:木下グループ
© 2021 VVZ Production – Pathé Films – Constantin Film Produktion – M6 Films
公式サイト eiffel-movie.jp
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