本年度・第95回アカデミー賞にて作品賞をはじめ主要6部門でノミネートされているサイコスリラー『TAR/ター』(5月12日公開)のシーン写真9点が⼀挙解禁された。
本作は2度のアカデミー賞受賞経験を持つケイト・ブランシェットが主演を務め、 『イン・ザ・ベッドルーム』『リトル・チルドレン』でアカデミー賞脚色賞に連続ノミネートされたトッド・フィールド監督が16年ぶりにメガホンを取った待望の新作。天才的な⼥性指揮者リディア・ターを主人公に描く驚愕のサイコスリラーだ。
第80回ゴールデングローブ賞主演⼥優賞(ドラマ部⾨)、第79回ヴェネチア国際映画祭⼥優賞ほか世界の映画祭で驚異の43受賞197ノミネート、そして先⽇発表された第95回アカデミー賞では作品賞・監督賞(トッド・フィールド)・脚本賞(トッド・フィールド)・主演⼥優賞(ケイト・ブランシェット)ほか主要6部⾨にノミネートされている。
世界最⾼峰のオーケストラの⼀つであるドイツのベルリン・フィルで、⼥性として初めて⾸席指揮者に任命されたリディア・ター。彼⼥は天才的な能⼒とそれを上回る努⼒、類稀なるプロデュース⼒で、⾃⾝を輝けるブランドとして作り上げることに成功する。今や作曲家としても、圧倒的な地位を⼿にしたターだったが、マーラーの交響曲第5番の演奏と録⾳のプレッシャー、新曲の創作に苦しんでいた。そんな時に、かつてターが指導した若⼿指揮者の死から、彼⼥の完璧な世界が少しずつ崩れ始めるー。
今回解禁されたシーン写真は9点。ベルリン・フィルの⾸席指揮者ターがタクトを振る場面、またオーケストラのメンバーとコミュニケーションを取る場面のほか、ターの⼼の⽀えでもあるヴァイオリン奏者のシャロン(ニーナ・ホス)と過ごす様⼦や、⾃宅で指揮の構成にふける姿など、いずれも現代⾳楽界を牽引する圧倒的カリスマとして君臨するターの⽇常と、そんな彼⼥を取り巻く様々な思惑を抱えたキャラクターたちを切り取ったものとなっている。
芸術に全てを捧げ、様々な重圧から徐々に追い詰められていくリディア・ターという稀有なキャラクターを演じるのは、本作で「⾃⾝の最⾼傑作を塗り替えた!」と絶賛されるケイト・ブランシェット。すでに4度⽬となるゴールデングローブ賞、ヴェネチア国際映画祭⼥優賞、全⽶・NY・LA の批評家協会賞と名⽴たる賞を独占し、『ブルージャスミン』に続くアカデミー賞も最有⼒との呼び声が⾼まっている。
監督と脚本は、これまで⼿掛けた⻑編映画『イン・ザ・ベッドルーム』と『リトル・チルドレン』
で、2作ともにアカデミー賞脚⾊賞にノミネートされたトッド・フィールド。フィールド監督は、その鋭敏な表現⼒によって、絶対的な権⼒を振りかざす天才指揮者リディア・ターの物語を「唯⼀無⼆のアーティスト、ケイト・ブランシェットに向けて書いた」と明かしている。本作では第95回アカデミー賞脚本賞に3作連続でノミネートを果たしたほか、作品賞・監督賞でも初ノミネートされたことも話題を呼んでいる。
脇を固める共演者は『燃ゆる⼥の肖像』のノエミ・メルラン、『あの⽇のように抱きしめて』のニーナ・ホス、『インディー・ジョーンズ/最後の聖戦』 のジュリアン・グローヴァー、『キングスマン』のマーク・ストロングら、いずれも実⼒派揃い。⾳楽は『ジョーカー』でアカデミー賞作曲賞を受賞した気鋭のチェリストであり、作曲家のヒドゥル・グドナドッティルが担当し、全編を美しいスコアで彩る。
トッド・フィールド監督は本作の発想について「⼦供の頃に何が何でも⾃分の夢を叶えると誓うが、夢が叶った途端、悪夢に転じるというキャラクターについてずっと考えていた」と振り返る。そして「リディア・ターは芸術に⼈⽣を捧げた結果、⾃分の弱みや嗜好をさらけ出すような体制を築き上げてしまったことに気づく。彼⼥はまるで全く⾃覚がないかのように、周囲に⾃分のルールを強要する。しかし、作家のジャネット・マルカムが⾔うように、『⾃覚していたとしても、⾮道は許されない』のだ」と語る。
⾳楽界の頂点に上りつめたベルリン・フィル初の⾸席⼥性指揮者ター。芸術と狂気がせめぎ合い、少しずつ⼼の闇が侵⾷していく─。衝撃を超える圧巻のラストが待ち受ける映画『TAR/ター』は5月12日(金)TOHO シネマズ日比谷他全国ロードショー。
TAR/ター
2023年5月12日(金)TOHO シネマズ日比谷他全国ロードショー
STORY
世界最高峰のオーケストラの一つであるドイツのベルリン・フィルで、女性として初めて首席指揮者に任命されたリディア・ター。彼女は天才的な能力とそれを上回る努力、類稀なるプロデュース力で、自身を輝けるブランドとして作り上げることに成功する。今や作曲家としても、圧倒的な地位を手にしたターだったが、マーラーの交響曲第 5 番の演奏と録音のプレッシャーと、新曲の創作に苦しんでいた。そんな時、かつてターが指導した若手指揮者の訃報が入り、ある疑惑をかけられたターは、追いつめられていく──
監督・脚本︓トッド・フィールド『イン・ザ・ベッドルーム』『リトル・チルドレン』
出演︓ケイト・ブランシェット『ブルー・ジャスミン』、ノエミ・メルラン『燃ゆる⼥の肖像』、ニーナ・ホス『東ベルリンから来た⼥』、ジュリアン・グローヴァー『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』、マーク・ストロング『キングスマン』
⾳楽︓ヒドゥル・グドナドッティル 『ジョーカー』(アカデミー賞作曲賞受賞)/撮影︓フロリアン・ホーフマイスター/編集︓モニカ・ヴィッリ
原題︓Tár/アメリカ/2022年/カラー/シネスコ/5.1chデジタル/159分/字幕翻訳︓⽯⽥泰⼦ 配給︓ギャガ
© 2022 FOCUS FEATURES LLC.
公式サイト https://gaga.ne.jp/TAR
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