アカデミー賞®作品賞受賞『スポットライト 世紀のスクープ』製作陣が贈る感動の実話映画『ワース 命の値段』が2月23日(木・祝)全国公開。このたび、本作で実在する凄腕弁護士を演じるマイケル・キートンと本人を並べた比較画像が解禁された。
名優マイケル・キートンが、アカデミー賞受賞『スポットライト 世紀のスクープ』製作陣と再びタッグを組み、プロデューサーにも名乗りを上げて挑んだ本作。キートンが演じるのは9.11同時多発テロ後、約7000人もの被害者と遺族に補償金を分配するプロジェクトに任命された実在の弁護士ケン・ファインバーグ。彼は、『バーニング・オーシャン』で題材となったメキシコ湾BP原油流出事故や、『パトリオット・デイ』で描かれたボストン・マラソン爆破事件など、これまで数々の大規模事件の補償問題に携わってきた。9.11被害者補償プログラムを「調停のプロ」として引き受けるが、ファインバーグの作った“命に値段をつける”計算式は厳しいと批判に晒され、想像を超えた困難に直面する。
ファインバーグ弁護士の回想録をもとにした本作は、9.11という歴史的な事件が題材であるだけに、そのリアリティが海外メディアや観客の間で話題となっている。驚かされるのは、マイケル・キートン率いるアカデミー賞ノミニー俳優陣の見た目が、実在の弁護士チームそっくりであること! さらに、内面の再現も、並々ならぬこだわりで作り上げられたという。
このたび解禁されたキートンとファインバーグが並ぶ写真は、シルエットから佇まいまで「完全に一致」と言いたくなる再現具合である。キートンはファインバーグ弁護士と何度もコミュニケーションを重ねて信頼関係を築き、複雑な心情を理解するように役作りをしていった。ファインバーグ本人も「ボストン訛り、歩き方や動き方の特徴まで掴んでくれていた。学生に計算式について教えているシーンがあるけど、あまりに私そっくりで目を見張ったよ!『バットマン』のマイケル・キートンが…⁉と最初は驚いたけど、僕の仕事に興味を持って、知りたいと聞いてきてくれたことが嬉しかったし、彼の素晴らしい演技を見て心動かされた。今では仲の良い友人でもあり、本当に感謝している」と賞賛を送る。
そしてもう一人、脇を固める実力派アカデミーノミニー俳優もそっくり比較写真が到着。『ゴーン・ベイビー・ゴーン』でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされたエイミー・ライアンが演じるのは、ファインバーグの経営パートナーであるカミール・バイロス。被害者遺族の声に耳を傾けるうちに、机上の問題に気づき、法律とモラルの間で葛藤する姿をリアルに演じた。
トレードマークであるブロンドヘアーをダークに染めたライアン。彼女も役作りのため、ファインバーグとバイロスに会い、脚本の外にある当時の感情を掘り下げるためにやりとりを重ねたという。バイロスは「彼女の演技には大満足だった!このテーマにふさわしい、ある種の威厳や静けさのようなものを与えている。撮影が進むにつれ、役の中で彼女自身にも良い変化が訪れていたように感じた」と語っている。
『プラダを着た悪魔』や『スーパーノヴァ』などで個性豊かな名バイプレイヤーとして活躍するスタンリー・トゥッチは、9.11で妻を亡くした、被害者遺族グループのリーダー的存在であるチャールズ・ウルフ役を熱演。トゥッチ自身、私生活で最愛の妻を亡くしており、ウルフと同じ痛みを抱えていたことがこの映画に出演した大きな理由だった。ふたりは初めて会った時、心を通わせハグしあい今にも泣きそうだったという。そんな重なり合う経験が、観る者に訴えかけるエモーショナル演技に通じたと言えよう。
アカデミー賞ノミニー揃いのベテラン俳優たちが、それぞれの思いを胸に、見た目も内面も実物そっくりに再現してリアルに演じきった本作。本人のお墨付きも得たその姿を、スクリーンで堪能してみよう。
さらにこのたび、本日2月11日(土)、日本テレビ系列「世界一受けたい授業」でケン・ファインバーグ弁護士の特別授業のOAが決定!「アメリカ同時多発テロの実話映画に学ぶ!“命の値段”」をテーマに、9.11テロの裏側で起きていた知られざる実話について、当時の様子や心境を語る。本作をより深く味わえる内容となっているので、映画の鑑賞とあわせて要チェックだ。
『ワース 命の値段』は2月23日(木・祝)、TOHOシネマズ シャンテほか全国公開。
OA情報:日本テレビ系列「世界一受けたい授業」
2月11日(土)よる7時56分〜8時54分 放送予定
https://www.ntv.co.jp/sekaju/
ワース 命の値段
2023年2月23日(木・祝)、TOHOシネマズ シャンテほか全国公開
STORY
2001年9月11日のアメリカ同時多発テロ発生後まもなく、政府が被害者と遺族を救済するための補償基金プログラムを立ち上げる。特別管理人を任されたのは、弁護士ケン・ファインバーグ。調停のプロを自認するファインバーグは、独自の計算式に則って個々人の補償金額を算出する方針を打ち出すが、さまざまな事情を抱える被害者遺族の喪失感や悲しみに接するうちに、いくつもの矛盾にぶち当たる。約7000人の対象者のうち80%の賛同を得ることを目標とするチームの作業は停滞する一方、プログラム反対派の活動は勢いづいていく。期限が刻一刻と迫るなか、苦境に立たされたファインバーグが下した大きな決断とは……。
監督:サラ・コランジェロ 脚本:マックス・ボレンスタイン 出演:マイケル・キートン、スタンリー・トゥッチ、エイミー・ライアン
2019年/アメリカ/英語/118分/シネスコ/カラー/5.1ch/原題:WORTH /日本語字幕:髙内朝子
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提供:ギャガ、ロングライド 配給:ロングライド
公式サイト longride.jp/worth/
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