余命宣告された30代のシングルファーザーが遺していく4歳の息子のために“新しい家族”を探し求める物語『いつかの君にもわかること』が2月17日(金)より公開。このたび、息子を思う父の心の叫びが涙を誘うシーンの本編映像が解禁された。

本作は阿部サダヲ主演の『アイ・アム まきもと』として日本でリメイクされた事でも話題になった、『おみおくりの作法』のウベルト・パゾリーニ監督が贈る、余命わずかな父親とその息子の絆を描いた感動作。監督が実際の記事から着想を得たという本作は、ヴェネチア国際映画祭をはじめ世界中で涙と感動の高評価を受けた。
このたび解禁された本編映像は、人生最大の決断に直面するシングルファーザーのジョン(ジェームズ・ノートン)の怒りと葛藤が爆発するシーン。
33歳で余命宣告を受けたジョンは、たった一人の家族である最愛の4歳の息子・マイケルに、自分がいなくなった世界で一緒に暮らす“新しい家族”を探すため、日々、里親候補の家族と面接を繰り返している。そんな彼をサポートするのが、まだ研修中のソーシャルワーカーのショーナ(アイリーン・オヒギンズ)だ。
ソーシャルワーカーがマッチングしてくれる家族の候補に苛立ちを覚えるジョンは「犬やウサギの世話を頼むんじゃない!俺の人生最大の決断だとわかっているのか?」と、内に秘めていた苛立ちをショーナにぶつける。
それに対しショーナは「分かってる。だからここにいるの。知る限りの規則を私は片っ端から破ってる」と失業のリスクも犯しながらサポートしていることを告げる。
その言葉に我に返ったジョンは、「分かった気でいた。そりゃ自分の息子だから誰よりも分かってる。でも本当に分かってやれてるのか。決断できるほど十分に?」と決断ができないのは自分の問題なんだと告白し、涙を浮かべる。この後、彼はどのような決断を下すことになるのか?

父親ジョン役を演じるのは、次期『007』ジェームズ・ボンドの有力候補としても名前が挙がる英国俳優ジェームズ・ノートン。ソーシャルワーカーのショーナを演じるアイリーン・オヒギンズは『ブルックリン』でハリウッド映画スターの仲間入りを果たし、VARIETY誌が選ぶ注目の英国俳優に選出されたことのある新進気鋭の女優。『ふたりの女王メアリーとエリザベス』や『彼女たちの革命前夜』などの活躍がめざましいアイリーン・オヒギンズは、本作について「素晴らしいキャストやスタッフが集まる作品に参加できたのは、すごく幸運なことで、誇りに思う」とインスタグラムに喜びを明かしている。二人の熱演も必見だ。

『いつかの君にもわかること』は2月17日(金)より YEBISU GARDEN CINEMA他 全国順次公開。
いつかの君にもわかること
2023年2月17日(金)より YEBISU GARDEN CINEMA他 全国順次公開
STORY
窓拭き清掃員として働く33歳のジョンは若くして不治の病を患い、残された余命はあとわずか。シングルファーザーとして男手ひとつで4歳のマイケルを育ててきた彼は、養子縁組の手続きを行い、息子の“新しい親”を探し始める。理想の家族を求め、何組もの“家族候補”と面会をするが、人生最大の決断を前に進むべき道を見失ってしまう。そんな彼は、献身的なソーシャルワーカーとも出会い、自分の不甲斐なさに押しつぶされそうになりながらも、息子にとって最良の未来を選択しようとするが……。
監督・脚本:ウベルト・パゾリーニ 出演:ジェームズ・ノートン、ダニエル・ラモント、アイリーン・オヒギンス
2020年|イタリア、ルーマニア、イギリス|英語|95分|カラー|ビスタ|5.1ch|原題:Nowhere Special |字幕翻訳:渡邉貴子|G
提供:木下グループ 配給:キノフィルムズ
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