2017年、ハリウッドを発端に巻き起こった「#Me Too運動」を題材に、今日の職場における大きな問題を掘り下げた『アシスタント』が6月16日(金)より公開。このたび、映画業界で働く新人アシスタントのリアルな1日を切り取ったシーン写真9点が一挙解禁された。

本作は、映画プロデューサーを目指して大手エンターテイメント会社で働き始めた、若く野心ある新人アシスタントの一日の物語。映画業界を舞台にしながら、さまざまな職場が抱える問題とヒエラルキー最下層の人々に共通する経験を浮き彫りにし、サンダンス・ベルリンを始めとした世界中の映画祭や各メディアによって高く評価された。主演はNetflixオリジナル「オザークへようこそ」(2017)で三度にわたるエミー賞助演女優賞に輝いたジュリア・ガーナー。監督・脚本・製作・共同編集を務めたのは『ジョンベネ殺害事件の謎』(2017)で知られるドキュメンタリー映画作家のキティ・グリーン。

名門大学を卒業したばかりのジェーン(ジュリア・ガーナー)は、映画プロデューサーという夢を抱いて激しい競争を勝ち抜き、有名エンターテインメント企業に就職した。業界の大物である会長のもと、ジュニア・アシスタントとして働き始めたが、そこは華やかさとは無縁の殺風景なオフィス。早朝から深夜まで平凡な事務作業に追われる毎日。常態化しているハラスメントの積み重ね……しかし、彼女は自分が即座に交換可能な下働きでしかないということも、将来大きなチャンスを掴むためには、会社にしがみついてキャリアを積むしかないこともわかっている。ある日、会長の許されない行為を知ったジェーンは、この問題に立ち上がることを決意するが――。

このたび解禁されたシーン写真は9点。映画プロデューサーになりたくて働き始めたのに、任せられるのはオフィスの掃除や雑用ばかり、しかも過酷な長時間労働で新人アシスタントのジェーンは疲労のピーク。打ち合わせのたびに部屋を汚されては片付け、見知らぬ来客からは当然のように荷物を押し付けられ、次々とかかってくる電話では謂れのない罵倒を受けてうんざり。まともな食事をとる時間もなく来客の残したドーナツを思わずつまみ食い、大量のコピーをとりながら放心、一人だけ帰れずに深夜残業――。オフィスで働く人ならば身に覚えがあるような、リアルな「アシスタントの1日」を切り取ったものとなっている。






『アシスタント』は6月16日(金)新宿シネマカリテ、恵比寿ガーデンシネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開。
アシスタント
2023年6月16日(金)新宿シネマカリテ、恵比寿ガーデンシネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開
監督・脚本・製作・共同編集:キティ・グリーン
出演:ジュリア・ガーナー、マシュー・マクファディン、マッケンジー・リー
製作:スコット・マコーリー、ジェームズ・シェイマス、P・ジェニファー・デイナ、ロス・ジェイコブソン|サウンドデザイン:レスリー・シャッツ |音楽:タマール=カリ|キャスティング:アヴィ・カウフマン|2019年|アメリカ|英語|87分|2:1|カラー|原題:The Assistant
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配給・宣伝:サンリスフィルム