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アメリカン・ニューシネマの代表的1本である『バニシング・ポイント』の主演俳優として知られるバリー・ニューマンが5月11日にボストンの病院で亡くなっていたことが、彼の友人のSNSで判明した。死因は不明。享年92。

NBC Television, Public domain, via Wikimedia Commons
『バニシング・ポイント』4Kデジタルリマスター版が日本でリバイバル公開されたばかり

ニューマンは米マサチューセッツ、ボストン生まれ。大学で人類学を学んでいたが、そこで演出家・演技指導者のリー・ストラスバーグに出会ったことで演技の道へ。一時陸軍に入隊したものの、その後ニューヨークに渡りブロードウェイの舞台に出演。

1970年に出演した『殺人者の影』が好評で翌年『バニシング・ポイント』に主演。これが代表作となった(日本では去る3月に4Kデジタルリマスター版がリバイバル公開されたばかり)。『殺人者の影』で演じた主人公をTVドラマ化した「弁護士ペトロチェリー」(74~76)ではエミー賞などにノミネートされた。

他に『ザルツブルク・コネクション』(72)『爆走!』(72)『シティ・オン・ファイア』(79)『デイライト』(96)『イギリスから来た男』(99)といった映画や、「疑惑」(84)などTV作品に出演。2009年には声帯のがんのため俳優業を引退したものの、22年に『Finding Hannah』という作品に出演している。

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