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イタリアとユーゴスラビアとの国境に位置する広大な森を舞台に、ケチな棺桶職人と、夢見る栗売りの孤独な二人の人生を幻想的に描き出した、新鋭グレゴル・ボジッチ監督の大人のための寓話『栗の森のものがたり』が10月7日(土)より公開。このたび、メインポスタービジュアルと予告編が解禁となった。

「夢か現かお伽噺みたいな話しさ」

1950年代。かつては安息の地と呼ばれ、息を呑むような美しさを誇った栗の森に囲まれた、イタリアとユーロスラビアの国境地帯にある小さな村。第二次世界大戦終結後、長引く政情不安から人々の多くは村を離れ、または戻ってくるはずもない家族や隣人をただ待ち続ける。老大工のマリオは、家を出たまま戻らない一人息子からの連絡を待ち続け、投函することのない息子宛の手紙に思いを綴っては引き出しにしまう。栗売りのマルタは、戦争から戻ってこない夫からの手紙と数枚の写真を唯一の手掛かりに、現在住んでいるであろうオーストラリアに旅立つ決意だ。そんなある日、マルタとマリオは出逢い、互いの身の上を語りながら、その境遇を思いやる。そしてマリオはマルタにある提案を持ち掛けるのだが…。

今回新たに解禁となったポスタービジュアルは、忘れ去られた大地で独り戦争から戻ってこない夫を待つマルタ、美しい栗の森、妻を亡くし戻らぬ一人息子を待ち続ける老大工のマリオの過去をあしらった、映画の静謐な情感を表した一枚。

あわせて解禁となった予告編では、「夢か現かお伽噺みたいな話しさ」とナレーションにある通りの幻想的な映像・音楽の数々に、静かな哀しみと過ぎし日のあたたかい想い出が映し出される。Beti Jurkovićの歌う paganini twist(オリジナルはソフィア・ローレン主演映画『真夜中へ五哩』の劇中曲)が印象的。忘れ去られた栗の森で出逢ったマルタとマリオ。二人の行く末はいかに―――。

監督・脚本・編集を手掛けたのは、本作が長編デビューとなるスロヴェニア出身の新鋭グレゴル・ボジッチ。2019 年のトロント国際映画祭でプレミア上映されるや大喝采を浴び、スロヴェニア国際映画祭では最優秀作品賞、監督賞、男優賞、撮影賞、観客賞など11部門を独占。2020年に開催されたなら国際映画祭では、コンペ作品の中で「最も美しい」と評され審査員特別賞に輝いた。

賭け事が大好きで、病弱な妻にも辛らつな言葉を浴びせる老大工マリオ役に、イタリアの名優マッシモ・デ・フランコヴィッチ。70以上の作品に出演し、多数の賞を獲得。現代映画界を代表するメソッド・アクターとしてその名を馳せている。お金を貯めて「栗の森」を離れようと気を揉む最後の栗拾いマルタ役には、クロアチアで活躍するイヴァナ・ロシュチッチ。「最もセクシーなクロアチア女性スター」にランクインする魅力的な人気俳優でもある。人生を重ね深みある顔に、神々しささえ感じられるマリオの妻ドーラ役に、イタリアの名女優として 200 以上の演劇や映画に出演する演技派、ジウジ・メルリが扮した。音楽は、アイスランドのヘクラ・マグヌスドッティル。幽玄なテルミンの音色で彼らの喜びや悲しみ、喪失感の無常さを詩的に表現した。また、馬車に乗る若い女性二人がシルヴィー・バルタンの名曲「アイドルを探せ」を唄い、踊るシーンはあまりに愛おしく観客の心にいつまでも残るだろう。

『栗の森のものがたり』は10月7日(土)よりシアター・イメージフォーラムほか全国順次公開。

作品情報

栗の森のものがたり
2023年10月7日(土)よりシアター・イメージフォーラムほか全国順次公開

監督:グレゴル・ボジッチ 脚本:グレゴル・ボジッチ、マリーナ・グムジ 撮影:フェラン・パラデス 編集:グレゴル・ボジッチ、ベンジャミン・ミルゲ、ジュゼッペ・レオネッ
ティ 音楽:ヘクラ・マグヌスドッティル、ヤン・ヴィソツキー 出演:マッシモ・デ・フランコヴィッチ、イヴァナ・ロシュチッチ、ジュジ・メルリ、トミ・ヤネジッチ

原題:Zgodbe iz kostanjevih gozdov 英題:Stories from the Chestnut Woods 日本語字幕:佐藤まな 字幕協力:なら国際映画祭
提供:クレプスキュール フィルム、シネマ サクセション 配給:クレプスキュール フィルム

2019年/スロヴェニア・イタリア/イタリア語・スロヴェニア語/カラー/82分/ビスタ

© NOSOROGI - TRANSMEDIA PRODUCTION - RTV SLOVENIJA - DFFB 2019

公式サイト http://chestnut.crepuscule-films.com/

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