『クエンティン・タランティーノ 映画に愛された男』タラ・ウッド監督インタビュー到着　入場者プレゼントはオリジナルステッカーに決定

奇才クエンティン・タランティーノの頭と心の中を出演俳優たちが暴くドキュメンタリー『クエンティン・タランティーノ 映画に愛された男』が8月11日（金・祝）より公開。このたび、本作を撮ったタラ・ウッド監督のインタビューが到着した。さらに、入場者プレゼントとしてオリジナルステッカーの配布が決定した。

1992年、監督デビュー作『レザボア・ドッグス』で、カンヌ国際映画祭に殴り込みをかけ、まさに一夜で時の人となったクエンティン・タランティーノ。その後も新作を発表するたびに世界中の映画ファンを熱狂させ、「タランティーノ映画」と呼ぶしかない唯一無二のジャンルを打ち立てた。本作はそんな謎めいたタランティーノの頭の中をぶった斬るドキュメンタリー映画。タランティーノの逸話と秘話をタブーなしで暴露するのは、監督第1作目から8作目の『ヘイトフル・エイト』までに出演した俳優たち、そしてプロデューサーやスタッフたち。

本作の監督を務めたのは『6才のボクが、大人になるまで。』のリチャード・リンクレイター監督のドキュメンタリー映画でも高く評価されたタラ・ウッド。今回、なぜタランティーノのドキュメンタリー映画を撮ることになったのかについては「リンクレイターのドキュメンタリーを撮っていた際、タランティーノについての話題が多く上がり、それ（タランティーノを次の題材とすること）が自然な流れになったという感じです」と、タランティーノの友人であるリンクレイターから話を聞き好奇心を掻き立てられたのがきっかけだと答えた。

さらに、本人が出てこない異色のドキュメンタリー映画となった本作の手法について、「他のドキュメンタリーとは違うのは、他の人たちを通してその人物のことを知るということです。私はその方が面白いと思っています。映画遍歴にフォーカスしているということ、そして、暴露話を取り上げないということ、彼はそれが気に入ったようです。以前にもドキュメンタリーを撮りたいとタランティーノにアプローチした人たちはいますが、彼は決してOKしませんでした」と、タランティーノ自身もこの手法を気に入っていると明かした。

作品を通じて「タランティーノは、人間そのものや、人間のあり方を研究することが大好きなのです」と改めて彼の魅力に気付いたといい、「彼が誰よりも優れている点があるとすれば、それは映画制作のあらゆる側面に関する知識を持っているところだと思います」と分析した。

今回、本作の入場者プレゼントの配布実施が決定。本編中に出てくる過去８作品のアイコンがあしらわれたオリジナルステッカーを全国の劇場にて先着順で配布することが決まった。

『クエンティン・タランティーノ 映画に愛された男』は8月11日（金・祝）より全国公開。