悲劇的な運命によって別れを余儀なくされた恋人たちを描く「究極の悲恋映画」名作5選

オペラの最高傑作「ラ・ボエーム」を大胆なアレンジをもって現代のニューヨークの街を舞台にミュージカルとして描く『ラ・ボエーム ニューヨーク愛の歌』が10月6日（金）よりTOHOシネマズ シャンテほかにて全国ロードショー。本作の内容にちなんで、悲劇的な運命によって別れを余儀なくされた恋人たちを描く「悲恋映画」の名作を一挙紹介。どうすることもできない悲しみが横たわり、感情が深く揺さぶられる悲恋映画で、思いっきり泣いてみてはいかが？

プッチーニ作曲のオペラ最高傑作「ラ・ボエーム」の設定を現代のニューヨークに置き換えたまったく新しいミュージカル映画。格差、貧困、マイノリティ、さまざまな生きづらさを抱えながらも、夢と情熱で青春の日々を謳歌しようとする若き芸術家たちの姿を、現役の新進オペラシンガーたちによる圧倒的な歌唱と独創的な映像美で情感豊かに魅せる。

大晦日のニューヨーク。凍える寒さの屋根裏部屋で、その日暮らしの夢見る4人の芸術家たち。その中の一人、詩人のロドルフォが部屋に残っていると、隣人のミミが彼の火を借りにやって来て、2人はたちまち恋に落ちる。同じころ、店で仲間と新年パーティをしていたマルチェッロは、偶然やってきた元恋人ムゼッタと再会。最初は戸惑いつつも、2人の間にはかつての強い愛が蘇るのだった。運命的な出会いを果たした、ミミは重い病に侵され、ロドルフォはそんな彼女のもとを立ち去っていた。同じころ、ムゼッタとマルチェッロも嫉妬心から別れを迎えていた。すれ違う2組の恋人たち。そしてそれぞれ別の道を選んでいくのだが―――。

悲恋映画の最高傑作にして不朽の名作といえばやはりコレ。豪華客船タイタニック号の沈没事故を題材に、若いカップルの運命的な出会いと別れを描いたスペクタクル超大作。レオナルド・ディカプリオ、ケイト・ウィンスレットが共演。2010年に同じくジェームズ・キャメロンが監督を務めた『アバター』がこれを超えるまで、興行収入の史上最高記録を保持していた。

処女航海に出ようとする豪華客船タイタニック号に、賭けに勝ちチケットを手に入れた画家志望の青年ジャックは、新天地アメリカを目指して3等に乗り込んだ。一方、上流階級の娘ローズは、母親が強引に決めた大資本家キャルとの婚約に抵抗するため、船の舳先から海に身を投げようとする。それをジャックが助け二人は運命的に出会う。身分の違いを乗り越え激しい恋に落ちていくが、キャルによってジャックは泥棒の濡れ衣を着せられ、船室に閉じ込められてしまう。深夜、船は氷山にぶつかり、やがて沈没が始まっていく…。ローズは必死にジャックを救出しようと試みる。

タイタニック (字幕版)

Leonardo Dicaprio, Kate Winslet, Billy Zane, Kathy Bates, Frances Fisher, Bernard Hill, Jonathan Hyde, Gloria Stuart, David Warner, Victor Garber, Bill Paxton

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現代最高の歌姫レディー・ガガが満を持して映画初主演を果たした感動ラブストーリー。『アメリカン・スナイパー』のブラッドリー・クーパーが監督・主演し、1937年公開の『スタア誕生』をリメイク。レディー・ガガの書き下ろし楽曲、そしてガガのパフォーマンスが圧巻。レディー・ガガとブラッドリー・クーパーが歌う「シャロウ 〜『アリー/ スター誕生』 愛のうた」は、第91回アカデミー賞で歌曲賞を受賞した。

自分に自信がなく歌手の夢を諦めかけていたアリー。だが有名ミュージシャンのジャクソンとの偶然の出会いが、彼女の人生を大きく変えていく。ウエイトレスから一気にスターダムを駆け上っていくアリー。激しく惹かれあうジャクソンと、全米のステージで一緒に歌う幸せな日々を過ごすが、彼女の輝きが増していく一方でジャクソンの影は深まり、アルコールへの依存が高まっていき…。

アリー/ スター誕生(字幕版)

レディー・ガガ, ブラッドリー・クーパー, アンドリュー・ダイス・クレイ, デイブ・シャペル, サム・エリオット, アンソニー・ラモス, ラフィ・ガヴロン

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ニューヨーク・タイムズのベストセラー・リスト第1位となったジョン・グリーンの小説『さよならを待つふたりのために』を『（500）日のサマー』のスタッフが映画化した感涙ラブストーリー。ジョシュ・ブーンが監督を務め、『ダイバージェント』シリーズのシャイリーン・ウッドリーとアンセル・エルゴートが主演。

17歳のヘイゼルは、末期のガン患者。今は薬のおかげで深刻な状態を免れているが、どこへ行くにも酸素ボンべが必要で学校にも通えず、友人もできず、毎日同じ本ばかり読んでいる。ガン患者の集会で彼女と出会ったオーガスタス（ガス）はクールなヘイゼルに一瞬で恋に落ち、ユーモアのセンスが似ていた2人は間もなく惹かれあう。ある日、2人はヘイゼルが敬愛する作家と会うためオランダへ旅行に行くことを決意する。

きっと、星のせいじゃない。(字幕版)

アンセル･エルゴート, ウィレム･デフォー, サム･トラメル, シャイリーン･ウッドリー, ナット･ウルフ, ローラ･ダーン

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フランスの作家ボリス・ヴィアンの名作青春小説「うたかたの日々（日々の泡）」を、ミシェル・ゴンドリー監督が映画化。ロマン・デュリスとオドレイ・トトゥが共演。幻想的な映像で描かれた儚いラブストーリー。

莫大な財産を持ち、働かずに自由な日々を過ごしていた青年コランは、無垢な魂を持つ女性クロエと出会い恋に落ちる。友人たちに祝福され盛大な結婚式を挙げた二人は愛に満ちた幸せな日々を送っていたが、ある日、クロエは肺に睡蓮が芽吹くという不思議な病に侵されてしまう。高額な治療費のために働き始めたコランの人生は次第に狂い始め、クロエは日に日に衰弱していくー。