ミア・ワシコウスカ主演、海に育まれた母と娘の絆を描く感動作『ブルーバック あの海を見ていた』が12月29日(金)より全国順次公開。このたび、本作を鑑賞した著名人たちからの応援コメントが到着。また母を鼓舞するミア・ワシコウスカの姿を捉えた本編映像が解禁となった。
本作は世界最大の珊瑚礁地帯グレートバリアリーフを始めとする数多くの自然遺産があり、比類なきほどの雄大な風景、独自の生態系が広がるオーストラリアから届いた、まばゆい輝きに満ちたヒューマン・ドラマ。ターコイズブルーの海に育まれた母と娘の絆の物語を、環境保護のメッセージをこめて紡ぎ上げた感動作である。監督を務めたのは、昨年日本でも公開されたクライム・サスペンス『渇きと偽り』が好評を博したロバート・コノリー。主人公アビーを演じるのは、『アリス・イン・ワンダーランド』で脚光を浴びたミア・ワシコウスカ。
今回解禁となった本編映像では、海洋生物学者となったアビー(ミア・ワシコウスカ)が、脳卒中のため話せなくなってしまった母ドラ(リズ・アレクサンダー)を鼓舞する姿が映し出されている。かつてドラ(ラダ・ミッチェル)は地元の海を守るために身を挺して抗議活動を行い、リゾート開発業者にも毅然と立ち向かっていたのだ。アビーは当時の思い出をドラに語りかけ、昔の記憶を通して少しずつ距離感を取り戻していく母と娘の、胸に迫るシーンを見ることができる。
あわせて、いち早く本作を鑑賞した著名人たちから応援コメントが到着。女優の紺野美紗子は「海中の映像美が心に沁み入る名作。」と絶賛。富山県出身で海の近くで育ったという女優の瀧内公美は「「海」が身近にある自分とアビーを重ね、彼女たちの情熱や行動に感銘するとともに、この問題について深く考えさせられました。」と映画の中で描かれる海洋保全活動に思いを馳せた。
主人公アビーと同じく海洋生物学者の渡部裕美は「「海には世界中の美術館より多くの“宝物”が眠っている」――私たち海洋生物学者はこのために頑張っているのだと、アビーの言葉が心に響きました。」と主人公に共感を寄せた。ほか、ISO、内田紅甘、加藤るみ、キニマンス塚本ニキ、久保純子、さかな芸人ハットリ、関根麻里、SYO、チャド・マレーン、ぬまがさワタリら各界著名人から絶賛のコメントが届いた。コメント全文・一覧は以下のとおり。
『ブルーバック あの海を見ていた』は12月29日(金)、YEBISU GARDEN CINEMA、シネスイッチ銀座ほか全国順次公開。
著名人コメント一覧(五十音順・敬称略)
穢れのない碧の世界を、驚異の立体感で捉えた映像に何遍も息を呑む。
何人も拒まず、そこにあり続ける海を守るべきは誰かと珊瑚や魚が問うている。
温かな人情劇に乗せ海洋保全を謳う真摯なメッセージに、背筋が伸びる思いがした。
―ISO(ライター)
海の向こうに母を見るのは、きっとアビーだけではない。海はいつもかすかな懐かしさをふくんでいる。
うつくしく尊い故郷をまもりたい。それは原始的な欲求であると、この映画の鮮やかなブルーにゆられながら思った。
―内田紅甘(女優/エッセイスト)
誰の“もの”でもないが、誰かの“居場所”である海。自然がもたらす輝きに満ちた思い出。
ゆっくりとゆっくりと、胸に沁み渡る。実家に帰って両親に会いたくなった。
恥ずかしいけど、あの頃に帰りたくなった。こんな気持ちにさせてくれて、ありがとう。
―加藤るみ(映画コメンテーター/タレント)
かけがえのない海を守るため、闘う母と旅立つ娘。
世界を変える方法は人の数ほどあって、どんな小さな行動も大きな波の一部になる。
くじけそうになった時に思い出す映画になりそうです。
―キニマンス塚本ニキ(翻訳家・ラジオパーソナリティ)
耳石を知っていますか?グローパーは何歳? 海の“宝物”に心躍り、それを守る母娘の“海への想い” に心打たれる。観終わったいま、心の中がほんわか温かい。海がどこまでも愛おしい。
―久保純子(フリーアナウンサー)
海の環境を脅かすのは人間。守るのも人間。私はこの映画の母娘の姿に未来への希望を感じた。
二人の絆、大きくて優しい魚・グローパーのまなざし、そして海中の映像美が心に沁み入る名作。
―紺野美沙子(女優)
海や魚の美しさ、親子の絆にひたすら涙しました。大きなベラ、ブルーバックが可愛い!環境問題に関する大切なメッセージが込められていて、ダイバー、釣り人、全ての魚好きの皆様、必見の映画です!
―さかな芸人ハットリ(水産系ピン芸人)
豊かな海の生態系も、かけがえのない母の存在も。輝きは永遠ではない。守らなければ潰えてしまう。
美しい映像と親子の物語の底に沈む、切実な警鐘。この感動を消費で終わらせたくない。未来の礎に。
―SYO(物書き)
この映画を海の中のシーンがとても綺麗で魅了されました!この美しい自然を保護する大切さ、環境保護についての意識を改めて強く感じました。そして、母と娘の特別な絆に心打たれました。
―関根麻里(タレント)
故郷富山の“美しい海”を思い出しました。わたしも主人公のアビーと同じように海のすぐ近くで育ち、夏には遠泳大会で海中を泳いでいました。「海」が身近にある自分とアビーを重ね、彼女たちの情熱や行動に感銘するとともに、この問題について深く考えさせられました。地元の海には「ゴミを捨てないで」の看板が。海洋ゴミが大量に漂着したり、海に沈んで海底ゴミになっているという現実を突き付けられます。わたしは故郷の海に何ができるのか…。少しでも多くの人たちにこの映画が届くことを願っています。
―瀧内公美(女優)
舞台は僕の地元で、実際にあの海を見ていた。あの砂浜でオーストラリアン・フットボールの練習もした。砂の一粒が目にめり込み、病院送りにもなった。見すぎたのだ。十分に瞬きしましょう。人類を育んだ大自然への深い愛に浸りましょう。
―チャド・マレーン(お笑い芸人・字幕翻訳家・西オーストラリア州出身)
血に飢えたモンスターでも、アニメの可愛いマスコットでも、無機質な“名もなき”モブでもない、愛すべき「リアルな魚」との触れ合いを描いた画期的な《魚映画》が現れた。
魚の知性や情動への理解が深まる新時代にふさわしい、海洋ガール・ミーツ・フィッシュ物語にダイブしよう。
―ぬまがさワタリ(生きものクリエイター)
「海には世界中の美術館より多くの“宝物”が眠っている」――私たち海洋生物学者はこのために頑張っているのだと、アビーの言葉が心に響きました。この映画は、たくさんの宝物が海とともにあることを私たちに教え、やるべきことに向かって私たちの背中をそっと押してくれます。
―渡部裕美(海洋生物学者)
ブルーバック あの海を見ていた
2023年12月29日(金)、YEBISU GARDEN CINEMA、シネスイッチ銀座ほか全国順次公開
STORY
若き海洋生物学者のアビー・ジャクソンが、母親ドラが脳卒中で倒れたとの知らせを受け、故郷である西オーストラリアの海辺の町ロングボート・ベイに帰ってくる。幸いにも症状は軽く退院したドラは、美しい海を一望できる高台の自宅に戻るが、言葉をまったく発しなくなっていた。そんなドラを世話するため、しばらく実家にとどまることにしたアビーの脳裏には、いつも母と一緒だった少女時代の記憶が蘇る…。
監督・脚本:ロバート・コノリー 原作・脚本協力:「ブルーバック」ティム・ウィントン(小竹由美子 訳/さ・え・ら書房刊)
出演:ミア・ワシコウスカ、ラダ・ミッチェル、イルサ・フォグ、アリエル・ドノヒュー、リズ・アレクサンダー、エリック・バナ
2022年/オーストラリア/英語/スコープ/カラー/5.1ch /102分/G
原題:BLUEBACK 日本語字幕:横井和子 後援:オーストラリア大使館 提供:キングレコード 配給:エスパース・サロウ
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