A24製作、ジョナサン・グレイザー監督の最新作、アウシュビッツ収容所の隣で幸せに暮らす家族を描く『関心領域』が5月24日(金)より全国公開。このたびオルタナティブポスター&驚くべき撮影舞台裏が明かされる特別映像が解禁された。
本作はイギリスの作家マーティン・エイミスの同名小説を原案に、『アンダー・ザ・スキン 種の捕食』(13)のジョナサン・グレイザー監督が10年もの歳月をかけて映画化したもの。製作は、昨年度のアカデミー賞®で作品賞ほか最多7部門を受賞した『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』など多くの話題作を手がけ、近年の賞レースを席巻している映画スタジオ・A24。第96回アカデミー賞®では国際長編映画賞、音響賞の2部門受賞に輝いた。原題でもある「The Zone of Interest(関心領域)」とは、第二次世界大戦中、ナチス親衛隊がポーランド・オシフィエンチム郊外にあるアウシュビッツ強制収容所群を取り囲む40平方キロメートルの地域を表現するために使った言葉。映画では、アウシュビッツ強制収容所と壁一枚隔てた屋敷に住む収容所の所長とその家族の暮らしが描かれる。
いよいよ来週末より全国公開を迎える『関心領域』。アウシュビッツ収容所の隣に屋敷を構え暮らす収容所の所長ルドルフ・ヘスとその家族が緑生い茂る広い庭で悠々と過ごす様子と、本来収容所が写っているはずの壁の向こうが漆黒に塗りつぶされているポスタービジュアルに加えて、新たなポスター2点が完成した。
1点は、花が咲く庭園で優雅に過ごしているような人間のシルエットを描いたもの。塗りつぶされた背景の奥にはうっすらと壁が見え、壁の向こうにはまるで何もないかのように暮らす劇中の家族たちを思わせる。もう1点は花のイラストを描いたもの。ヘスの妻ヘートヴィヒはガーデニングに熱心で、劇中にはアウシュビッツ収容所の隣にある屋敷に咲く花が多数登場する。


“アウシュビッツの隣で暮らす家族の物語”という設定、そしてアカデミー賞にノミネートされた音響が注目を集める本作だが、静かな予告映像に惹かれたという声も多い。ジャミロクワイ「Virtual Insanity」のミュージックビデオをはじめ、印象的な映像で世間の注目を集めてきた稀代の映像作家ジョナサン・グレイザー監督が、並々ならぬこだわりを持って撮影を敢行した本作の舞台裏が明らかになる特別映像が到着した。

『関心領域』はジョナサン・グレイザー監督が原作と出合ってから実に10年もの歳月をかけて作り上げた映画。「『関心領域』はいわゆる普通の映画ではない」と語る監督は、構想を練っている段階で、実在したアウシュビッツ収容所の所長である主人公ルドルフ・ヘスの暮らしを綿密にリサーチし、家の様子をリアルに再現。さらに環境や演技にもリアルを追求し、通常の映画撮影では必須である照明を使用せず、そして演者にカメラを意識させないようカメラマンを排除し、別室でモニターを確認しながらの撮影スタイルとなった。
妻のヘートヴィヒ役を演じたザンドラ・ヒュラーは「過去の出来事と一人で向き合ってる感覚だった。あの家には言葉では表せない何かがあった」と独特な撮影方法が与えた感覚を振り返る。ジョナサン・グレイザー監督はそこまで突き詰めてリアルを求めた理由を「この話を現在進行形で伝えるためには、できる限り真実に近づくことが大切だった。観客には、彼らに自分の姿を重ねて見てもらいたい。彼らが望むものは私たちと変わらない。彼らに自分を投影することがこの作品の狙いでもあった」と明かしている。
『関心領域』は5月24日(金)新宿ピカデリー、TOHOシネマズ シャンテほか全国公開。
関心領域
2024年5月24日(金)新宿ピカデリー、TOHOシネマズ シャンテほか全国公開
監督・脚本:ジョナサン・グレイザー
原作:マーティン・エイミス
撮影監督:ウカシュ・ジャル 音楽:ミカ・レヴィ
出演:クリスティアン・フリーデル、ザンドラ・ヒュラー
配給:ハピネットファントム・スタジオ
原題:The Zone of Interest|2023年|アメリカ・イギリス・ポーランド映画|
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