フランス映画界の至宝、カトリーヌ・ドヌーヴ主演最新作『ベルナデット 最強のファーストレディ』が11月8日(金)より全国公開。このたび、著名人からのコメントが解禁された。

カトリーヌ・ドヌーヴが本作で演じるのは、実在する元政治家で“シラク大統領夫人”としても親しまれたベルナデット・シラク。1995年にシラクが仏大統領に就任してから、極右のジャン゠マリー・ル・ペンに勝って2期目を務めた2007年までの12年の間を描いた本作。夫を大統領にするため常に影で働いて来たベルナデットは、家族や宮殿職員、世間からの軽視や悪評を覆すべく、華麗にして唯一無二の“復讐計画”に乗り出す。
このたび新場面写真と共に著名人コメントが到着。新場面写真では、シラク大統領の天敵ニコラ・サルコジのスチルが公開に。かつては娘クロードの結婚式の仲人を務めていたほどの仲だったが、飼い犬に手を噛まれたシラクは激しくサルコジを忌み嫌うように。ベルナデットも同様に彼を嫌悪していたが、サルコジはポジティブな変化を遂げるベルナデットに熱い視線を寄せ始める…!?



そんな政治の裏側を見せながらも、明確に女性をエンパワメントするメッセージが込められた本作に熱い応援コメントが到着。実際にベルナデット・シラクと交流のあった元外務大臣の田中眞紀子、仏留学経験もあるアイドルの和田彩花、日本のU30世代の政治参加を促進する「NO YOUTH NO JAPAN」代表の能條桃子、株式会社arca CEO / Creative Directorの辻愛沙子、フリーアナウンサー・俳優の宇垣美里、パリ在住のジャーナリストの佐藤久理子から本作の見どころなどについてのコメントが寄せられた。コメント全文・一覧は以下のとおり。『ベルナデット 最強のファーストレディ』は11月8日(金)より新宿ピカデリー他全国ロードショー。
著名人コメント ※順不同・敬称略
政治家の家庭ならではの政敵への対抗心、マスコミとの間合いの取り方、
本人のイメージづくり等何ともあからさまで、幾度も吹き出してしまいました。
現実直視とユーモアは、フランス映画特有のものと感心しました。
―田中眞紀子(元・外務大臣)
「自分らしさ」とはいえ、ここは自分中心に考えることの難しい日本。「自分らしさ」を見つける、解放するヒントを、ベルナデット・シラクから学び、エレガントに、ユーモラスに、イデオロギーまでも超えていけ!
―和田彩花(アイドル)
タイトルでもある主人公ベルナデット を、大統領を支えた夫人としてではなく一人の心ある政治家として、「シラク夫人」ではなく「ベルナデット・シラク氏」という名前で私は覚えていたい、そう思わせる映画でした。
怒りをも覚える扱いに対し、コミカルに勇敢に前向きに立ち向かう主人公に勇気をもらいました。
―能條桃子(NO YOUTH NO JAPAN / FIFTYS PROJECT代表)
時代が積み重ねてきた「女性はこうあるべき」「妻はこうあるべき」の呪縛を、ユニークかつチャーミングに解きほぐす超パワフルなベルナデット。大きくなった子供を持つ母親世代にぜひ見てほしい作品です!
―辻愛沙子(株式会社arca CEO / Creative Director)
夫の付属品に収まっていられるほど小者じゃないの、
そう啖呵をきるが如くに立ち上がり、
自らを解放していく姿がたまらず痛快。
演じるカトリーヌ・ドヌーヴの魅力と貫禄にも思わず惚れ惚れ。
知ってた?女って何にでもなれるのよ。
―宇垣美里(フリーアナウンサー・俳優)
ベルナデット・シラクとカトリーヌ・ドヌーヴ。一見この対極的なふたりを結びつけたのは、本作が初長編フィクションとなるレア・ドムナック監督。フランス映画界の至宝と言われる、艶やかなドヌーヴは、「時代遅れ」「いかめしい」と言われたシラク夫人のイメージからは程遠い。ドムナックの賭けは、これをコメディにすることで、たぐい稀なコメディセンスを持ったドヌーブを起用し、より大衆に訴えかける、楽しくパワフルな娯楽作品に仕立てることだった。
―佐藤久理子(ジャーナリスト、批評家)
ベルナデット 最強のファーストレディ
2024年11月8日(金)より新宿ピカデリー他全国ロードショー
STORY
ベルナデット・シラクは、夫ジャック・シラクを大統領にするため、常に影で働いてきた。ようやく大統領府であるエリゼ宮に到着し、自分の働きに見合う場所を得られると思っていたが、夫やその側近、そして夫の広報アシスタントを務める娘からも「時代遅れ」「メディアに向いていない」と突き放されてしまう。だが、このままでは終われない。参謀の“ミッケー”ことベルナール・ニケと共に、「メディアの最重要人物になる」という、華麗にして唯一無二の“復讐計画”をスタートさせる!
監督:レア・ドムナック 脚本:レア・ドムナック、クレマンス・ダルジャン 出演:カトリーヌ・ドヌーヴ、ドゥニ・ポダリデス、ミシェル・ヴュイエルモーズ、サラ・ジロドー
2023/フランス/フランス語/カラー/93分 配給:ファインフィルムズ 原題:Bernadette 映倫:G 後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ
© 2023 Karé Productions - France 3 Cinéma - Marvelous Productions – Umedia
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