ホロコーストに加担したノルウェー最大の罪を描いた衝撃の実話映画『ホロコーストの罪人』が8月27日(金)より新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。このたび、エイリーク・スヴェンソン監督のインタビューが到着した。

本作は、ホロコーストにノルウェー警察・市民らが加担していたノルウェー最大の罪を描いた知られざる衝撃の実話を基にした物語。ノルウェー系ユダヤ人たちをベルグ収容所に連行して強制労働を監視し、アウシュヴィッツ行きのドナウ号が待つオスロの港に強制移送したのは同じノルウェー人であり、その結果、ドナウ号に乗船したノルウェー系ユダヤ人の多くがアウシュヴィッツでホロコーストの犠牲者となった。なぜユダヤ人一家、ブラウデ家の幸せは奪われなければならなかったのか…。遠い出来事のように思える歴史的悲劇を、平凡なブラウデ一家を通して描くことで今を生きる人々にも身近な恐ろしさとして訴えかける、感情を大きく揺さぶる壮大なドラマとなっている。
今回、ノルウェー生まれであり、この衝撃的な出来事は自分の地元の街の近くで起こった惨劇だったと語るエイリーク・スヴェンソン監督のインタビューが解禁となった。
主人公ブラウデ家について「ブラウデ家の実話は深く印象に残り、自分の中に不信感に近い不正行為に対する強い想いが沸き起こりました。自分がこの作品を映像化しないのであれば、映画そのものを作り続ける意味はないのではないかと思ったほどです」と告白。
前作『HARAJUKU』で注目されたスヴェンソン監督は、日本に3回来たことがあるそうで「特に電車に乗るのが好き。新幹線での旅行は素晴らしかったです! 東京、京都、奈良、別府、そして広島に行きました。私を魅了したのは古い文化と新しい文化の融合、お風呂、自然、神社、東京のネオン街です」と、嬉しそうに日本大
好き!と話す。
いよいよ公開が来週に迫った本作。「作品を見てくださりありがとうございます。日本人がどのような感想を抱くか、私自身非常に興味を持っています。そしていつの日か近いうちにまた日本を訪れることができればと願っています!」と日本のファンへ向けてメッセージを送っている。

ホロコーストの罪人
2021年8月27日(金)、新宿武蔵野館 ほか全国順次公開
監督:エイリーク・スヴェンソン 脚本:ハラール・ローセンローヴ=エーグ、ラーシュ・ギュドゥメスタッド
製作:マーティン・サンドランド 音楽:ヨハン・セデルクヴィスト
出演:ヤーコブ・オフテブロ、クリスティン・クヤトゥ・ソープ、シルエ・ストルスティン、ピーヤ・ハルヴォルセン、ミカリス・コウトソグイアナキス、カール・マルティン・エッゲスボ
2020 年/126 分/カラー/ビスタ/5.1ch ノルウェー語・ドイツ語/ノルウェー/日本語字幕:高橋澄 PG-12
原題:Den største forbrytelsen 英題:Betrayed 後援:ノルウェー大使館
配給:STAR CHANNEL MOVIES
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