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本年度・第93回アカデミー賞国際長編映画賞ノミネート作品『アイダよ、何処へ?』が9月17日(金)よりBunkamura ル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、他 全国順次公開。このたび予告編映像とポスタービジュアルが完成した。

大手映画批評サイトのロッテントマトで 100%フレッシュ(6 月 23 日現在)を獲得

わずか四半世紀前のボスニアで何が起こったのか? 戦後ヨーロッパで最悪の悲劇となった集団虐殺事件「スレブレニツァの虐殺」。1995 年 7 月、ほんの数日間のうちに約 8000 人ものボシュニャク人(イスラム教徒)が殺害された惨劇の悪夢のような真実に真正面から迫った衝撃作。

綿密なリサーチに基づき「ジェノサイド=集団虐殺」というセンシティブなテーマに取り組んだのは、多感な十代の時にボスニア紛争を生き抜き、『サラエボの花』『サラエボ、希望の街角』などをはじめ故郷ボスニアの紛争の傷跡を描き続けている女性監督ヤスミラ・ジュバニッチ。

『ノー・マンズ・ランド』(ダニス・タノヴィッチ監督作)以来 19 年ぶりにボスニア映画としてアカデミー賞にノミネートされた本作は、ジュバニッチ監督の最高傑作として、インディペンデント・スピリット賞ほか多くの賞を受賞し、大手映画批評サイトのロッテントマトで 100%フレッシュ(6 月 23 日現在)を獲得するなど、絶賛を博している。

「そこに、神はいなかった——」

予告編映像は、ボスニア紛争末期の 1995 年、ボスニア東部の町スレブレニツァが、敵対するムラディッチ将軍率いるセルビア人勢力に侵攻される恐怖の中で、避難場所を求める 2 万人の市民が国連保護軍の施設に殺到する様子から始まる。

その混乱の中、国連保護軍の通訳として働くアイダが、家族を探し出し、ともに紛争を生き延びた夫と息子二人を守るため、あらゆる手を尽くそうと必死で奔走する一方で、国連施設のすぐ近くでボスニア人男性たちの処刑が始まったことを目撃する…。

アイダは家族を救うことができるのか? ドキュメンタリーのような迫真性とスリリングな展開で、ヨーロッパで実際に起きた戦後最悪のジェノサイド事件の真実と、アイダの運命が明かされる映画本編への期待高まる映像となっている。

また、同時に公開されたポスタービジュアルは、「そこに、神はいなかった——」というキャッチコピーとともに、強い視線で何かを見据えるアイダの顔が印象的。アイダは何処へ向かうのか? 憎しみの連鎖を経ち、他民族の融和を願うジュバニッチ監督の希望が込められた意味深なタイトルが、観客に深い問いを投げかけているポスタービジュアルだ。

作品情報

アイダよ、何処へ?
2021年9月17日(金)より Bunkamura ル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、他 全国順次公開

<STORY>
ボスニア紛争末期の 1995 年 7 月 11 日、ボスニア東部の町スレブレニツァがセルビア人勢力の侵攻によって陥落。避難場所を求める 2 万人の市民が、町の外れにある国連施設に殺到した。国連保護軍の通訳として働くアイダは、夫と二人の息子を強引に施設内に招き入れるが、町を支配したムラディッチ将軍率いるセルビア人勢力は、国連軍との合意を一方的に破り、避難民の“移送”とおぞましい処刑を開始する。愛する家族と同胞たちの命を守るため、アイダはあらゆる手を尽くそうと施設の内外を奔走するが――。

監督:ヤスミラ・ジュバニッチ『サラエボの花』『サラエボ、希望の街角』 出演:ヤスナ・ジュリチッチ、イズディン・バイロヴィッチ
ボスニア・ヘルツェゴヴィナ|オーストリア|ルーマニア|オランダ|ドイツ|ポーランド|フランス|ノルウェー|トルコ合作 映画/ボスニア語・セルビア語・英語他/2020 年/101 分/原題:Quo Vadis, Aida?

© 2020 Deblokada / coop99 filmproduktion / Digital Cube / N279 / Razor Film / Extreme Emotions / Indie Prod / Tordenfilm / TRT / ZDF arte

提供:ニューセレクト/配給:アルバトロス・フィルム

公式サイト:aida-movie.com


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