『フレンチ・コネクション』(71)でアカデミー賞主演男優賞を、『許されざる者』(93)で同助演男優賞を受賞したハリウッドの名優ジーン・ハックマンが2月26日、ニューメキシコ州サンタフェの自宅で妻のベッツィー・アラカワ、愛犬と共に遺体で発見されたことが米バラエティなどで報じられた。享年95。

地元警察によれば、発見される何日か前に亡くなっていたらしく、いずれも腐敗が始まっていたが遺体に外傷がないことから犯罪性はなく、死因は現時点で特定できないものの、詳しくはさらに調査していくという。ちなみにほかの愛犬2匹は生存していたそう。
ハックマンは海兵隊除隊後、様々な職を経て30歳を過ぎてから俳優を目指すように。アクターズスタジオで演技を学んだ時、ダスティン・ホフマンと一緒に暮らしたこともあったという。ブロードウェイで活躍中に『リリス』(64、日本未公開)で映画デビュー。『俺たちに明日はない』(67)でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされ、注目される。
『父の肖像』(70、日本ビデオ公開)で再度アカデミー賞助演男優賞候補となり、翌年『フレンチ・コネクション』のポパイ刑事役でオスカー主演男優賞を受賞し、ブレイク。70年代は『ポセイドン・アドベンチャー』(72)『スケアクロウ』(73)『カンバセーション盗聴』(74)『フレンチ・コネクション2』(75)『遠すぎた橋』(77)『スーパーマン』(78)と話題作、超大作に次々出演した。
80年代も『レッズ』(81)『地獄の7人』(83)『勝利への旅立ち』(86)『追いつめられて』(87)などで活躍し、「ミシシッピー・バーニング」(88)で再度アカデミー賞主演男優賞候補に。92年のクリント・イーストウッド監督作『許されざる者』でアカデミー賞助演男優賞を受賞し、名優の名を確実なものにした。
ほかに『ザ・ファーム 法律事務所』(93)『クリムゾン・タイド』(95)『バードケージ』(96)『目撃』(97)『エネミー・オブ・アメリカ』(98)『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』(01、ゴールデングローブ賞主演男優賞受賞)などにコンスタントに出演していたが、04年の『ムースポート』(日本DVD公開)を最後に俳優を引退した。
引退後は小説の執筆などをしたり、ドキュメンタリーのナレーションを担当したりしていた。彼の死に際してフランシス・フォード・コッポラ、クリント・イーストウッドらがSNSなどで哀悼の意を表している。
Source:Variety




