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昨年12月に急逝した中山美穂の最後の主演映画となった日韓合作『蝶の眠り』(日本公開2018年)のリバイバル上映が4月22日(火)、アップリンク吉祥寺にて行われ、舞台挨拶にチョン・ジェウン(監督・脚本)、キム・ジェウク(俳優)、イ・ウンギョン(プロデューサー)が登壇。それぞれに中山への思いを口にした。

「昨年哀しい知らせを聞き、みなさんと同じ気持ちです」

昨年12月の急逝のニュースに多くのファンが悲しみに暮れた中山美穂の主演映画である本作は、遺伝性アルツハイマー病を宣告され、自らの余命を知る女流作家が、最後に自分の尊厳を守りながら、残る人たちに美しい記憶を残そうと静かに行動した究極の人生最終章を描いた物語。

この日は、東京国際フォーラムにて中山のお別れ会が執り行われ、キム・ジェウク、チョン・ジェウン監督らはお別れ会に出席したのち、舞台挨拶に駆けつけた。

ジェウン監督は満員の客席を前に「公開から8年ほどが経ちましたが、まさかこういう形でまたこの映画を観ることになるとは想像できませんでした。みなさんと一緒に映画を観るということは、本来は楽しいことのはずなのですが…。昨年哀しい知らせを聞き、みなさんと同じ気持ちです」とファンの哀しみに寄り添う。そして「それでも、この映画をきっかけに、みなさんと中山美穂さんについてお話をし、考え、祈る機会をいただけたことの意義を感じ、ありがたく思っています」と語った。

ジェウクさんは「日本で映画のファンのみなさんの前でご挨拶するのはすごく久しぶりで楽しい気持ちでここに立ちたかったんですけど、そうじゃないのがとても残念です」と語り、さらに「先ほどの(お別れの)式で、中山さんの映像や、僕が知らないお若い頃の活動の映像を見ていたら、僕が知っているよりもすごい人で、美しくて才能ある歌手であり、女優だったと改めて思い、一緒に映画という形で作品を遺せて嬉しい反面、悲しい気持ちになりました」と沈痛な表情を浮かべた。

韓国側の製作を務めたイ・ウンギョンプロデューサーは「この映画は、監督が最初に私に『この映画を撮りませんか?』と提案してくださってから、ほぼ10年目に実現させた映画でした」と述懐。中山は岩井俊二監督作『Love Letter』の大ヒットにより韓国でも抜群の人気と知名度を誇り、「韓国で『知ってる日本の女優さんは誰?』と聞いたら『中山美穂!』というくらい有名で、昨年の(急逝という)驚きのニュースを聞いて、韓国でもいろんな劇場から『再上映をしませんか?』という話はあった」というが、「本日4月22日のお別れ会と再上映を以て、様子を見ながら、韓国でもこの映画で、中山さんについて思う時間をつくりたいと思っています」と今後の韓国での上映への意欲を口にした。

チョン・ジェウン監督は、本作の撮影当時の中山とのエピソードを尋ねられると「私にとって、この映画は初めての日本での映画であり、中山さんが主役に決まったことで、実現できた企画だったと思います」と語り「今日のお別れ会では、この映画の映像が流れましたが、そこでの中山さんの姿を見ながら、本当はいまも認めたくないんですが、中山さんがもうこの世にいないこと、『もう中山さんはいないんだ』というのを実感しました」と目を赤くしながら語り、通訳を務めたイ・ウンギョンプロデューサーも言葉を詰まらせた。

最後に、映画撮影時の思い出を尋ねられたキム・ジェウクは「何を言えばいいのか、難しいですね…」と思案しつつ「中山さんは楽しくて、安心させてくれた方でした。一緒に楽屋でお弁当を食べたりしながら、作品以外のこともちょこちょこ話をして、一緒に時間を過ごしていた記憶が浮かびますね」と振り返り、静かに舞台挨拶は幕を閉じた。

作品情報

蝶の眠り
2025年5月23日(金)よりアップリンク吉祥寺より全国順次上映

STORY
50代でありながらも美しく、若い読者にも根強いファンを持つ、売れっ子の女流小説家・松村涼子(中山美穂)。作家として成功し、満ち足りた生活を送る涼子だったが、遺伝性のアルツハイマーに侵されていることを知り、人生の終焉に向き合うことを余儀なくされる。“魂の死”を迎える前に、小説を書く以外に何かをやり遂げようと、大学で講師を務め始めた涼子。ある日、大学近くの居酒屋で、韓国人の留学生チャネ(キム・ジェウク)と出会い、ひょんなことから涼子の執筆活動を手伝うことになる。作業を進めるうち、現実と小説の世界は混沌として交差して行き、二人も徐々に惹かれあっていくのだった。しかしアルツハイマーは容赦なく進行していく。愛と不安と苛立ちの中、涼子はチャネとの関係を精算しようと決意するのだが、その思いはチャネには受け入れがたく、二人の気持ちはすれ違っていく…。

出演:中山美穂 キム・ジェウク/石橋杏奈 勝村政信 菅田 俊 眞島秀和 澁谷麻美/永瀬正敏
監督:チョン・ジェウン 監督・脚本・原案:チョン・ジェウン ストーリー・劇中小説:藤井清美 音楽:新垣 隆
エンディング・テーマ曲:「朝焼けの中で」作詞・作曲・唄 根津まなみ
企画・製作:山上徹二郎 坂本敏明 イ・ウンギョン/プロデューサー:山上徹二郎 イ・ウンギョン 山口幸彦/アソシエイト・プロデューサー:鈴木俊明 藤岡美和子
ライン・プロデューサー:イ・ユンソク/撮影:岩永 洋/照明:谷本幸治/録音:小川 武/音響効果:齋藤昌利/編集:イ・ヨンリム
(swimmingpool editing studio)
美術:中山 慎/装飾:西渕浩祐/スタイリスト:日下部慶子/ヘア・メイク:浅野加奈/助監督:藤江儀全/監督補:藤本信介
プロダクション・マネージャ:佐々木正明/音楽プロデューサー:西澤雅巳(カンパニーウエスト) 堀越信二(カンパニーイースト)
製作:シグロ キングレコード ZOA FILMS/制作プロダクション:シグロ

配給:シグロ 配給協力:キングレコード

2017年/日韓合作映画/日本語/111分/5.1ch/DCP

©2017 SIGLO, KING RECORDS, ZOA FILMS

公式サイト https://www.cine.co.jp/detail/chouno-nemuri.html

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