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サンダンス映画祭(2023)において最優秀演技賞(ワールド・シネマ・ドラマティック部門)に輝いた『MELT メルト』が7月25日(金)より全国順次公開。このたび、壊れかけた家族の“トラウマ誕生日”を捉えた本編映像が解禁された。

観る者に絶望を突きつける“胸糞映画”の系譜に連なる衝撃作『MELT メルト』は女優フィーラ・バーテンスの長編初監督作で、13歳の少女エヴァの過去と、傷を抱えた大人の彼女の現在が交錯するリベンジ・スリラー。2023年のサンダンス映画祭で最優秀演技賞(ワールド・シネマ・ドラマティック部門)に輝き、ベルギーのアカデミー賞たるマグリット賞で最優秀フランドル映画賞を受賞するなど国際的に高く評価され、リアルな人物描写と不穏な映像美で観客の心をえぐる。『CLOSE/クロース』の流れをくむベルギー映画の新たな才能がここに誕生した。

このたび解禁となった本編映像は、少女時代のエヴァが家族で父親の誕生日を祝うシーンが描かれている。一見、どこにでもありそうな幸せな家庭だが、食事が進むにつれ、次第に様子がおかしくなっていく。怒鳴る父親、アルコールに依存している母親、無邪気にはしゃぐ妹…。まるで、“狂気混じりの家族団らん”だ。エヴァだけが、その場をなだめようとするが、おさまらない。しまいには、母親がペットの亀の水槽を割ってしまい、観る者に不吉な予感を抱かせるシーンとなっている。

フィーラ・バーテンス監督は、リゼ・スピットの原作を読んだ際、「エヴァのとてつもない孤独に心を動かされました。印象的だったのは、居場所を求め、存在を認めてもらおうとする少女の痛切な孤独でした。何年もかけて脚本に取り組み、ストーリーを自分のものにしてゆきました。ようやくこの映画を世に送りだせて、天に昇る心地です」と語り、「成長した彼女は孤独で完全に世界から孤立し、不安や自尊心の問題を山ほど抱えていますが、これは私にも覚えがあります。私はストーリーのそうした部分に魅かれました。彼女が持ち歩いた氷塊はサスペンス要素として素晴らしく、すぐに映像が頭に浮かびました」と述べた。

さらには、「エヴァは愛を求める繊細な子どもであると同時に、レジリエンスや成功、人気度が重視されがちな世界で必死に生きる弱さを抱えた若者でもあります。彼女の旅路に寄りそってもらえたら嬉しく思います。これは、自身の奥底の誰にも見えないところに、痛みを抱えている人の映画です。目を背けても、痛みはひそかに内面を蝕んでゆきます。口に出さなくとも、激しい思いを秘めている人は多いのです。それとも、私たちがちゃんと耳を傾けていないだけなのでしょうか?」と、本作の核心にも触れ、想いを明かした。

作品情報

MELT メルト
2025年7月25日(金)新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町他全国順次公開

STORY
ブリュッセルでカメラマン助手の仕事をしているエヴァは、恋人も親しい友人もなく、両親とは長らく絶縁している孤独な女性。そんなエヴァのもとに⼀通のメッセージが届く。エヴァの少女時代に不慮の死を遂げた少年ヤンの追悼イベントが催されるというのだ。そのメッセージによって13歳の時に負ったトラウマを呼び覚まされたエヴァは、謎めいた大きな氷の塊を車に積み、故郷の田舎の村へと向かう。それは自らを苦しめてきた過去と対峙し、すべてを終わらせるための復讐計画の始まりだった……。

監督:フィーラ・バーテンス 出演:シャーロット・デ・ブリュイヌ(エヴァ大人)、ローザ・マーチャント(エヴァ少女) 
原作:「Het Smelt」(2015)

2023年/ベルギー、オランダ/オランダ語/111 分/シネスコ/5.1ch/原題:Het Smelt/英題:When It Melts/日本語字幕:草刈かおり

提供:ニューセレクト、キングレコード/配給:アルバトロス・フィルム/後援:駐日ベルギー大使館、オランダ王国大使館/映倫区分:PG12

©Savage Film - PRPL - Versus Production-2023

公式サイト melt-film.com

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