アクション映画の制作に情熱を懸けるスタントマンたちの汗と涙の物語『スタントマン 武替道』が本日7月25日(金)より全国公開。このたび、80年代のゲリラ撮影をオマージュしたシーン(※本作では許可を得て撮影)の本編映像が解禁された。
香港映画では過去に市街地でゲリラ撮影を敢行したエピソードがある。『省港旗兵・ 九龍の獅子/クーロンズ・ソルジャー』(84)の無許可ゲリラ撮影による街中での強盗シーンがその一つだ。このたび、そうした当時のゲリラ撮影をオマージュした、緊迫感がヒリヒリと伝わってくる本編映像が解禁された。
実際のエピソードをベースに本作ではしっかり許可を得て撮影を実施。アルバート&ハーバート・レオン監督は「80~90年代の香港映画では、許可を得ないまま撮影する事が多々ありました。『省港旗兵:九龍の獅子 クーロンズ・ソルジャー』(84)、『いますぐ抱きしめたい』(88)、『欲望の街』シリーズ(95~96)等はゲリラ撮影された作品として有名です。本作では当時の撮影スタイルを再現したいと思いました。カオスの中にあるアドレナリンが漲っている空気感や、全てが一瞬にして悪い方向に行ってしまう様を当時の事を知らない若い世代にも知って貰いたいと思いました」と、こちらもこだわりのシーンだと明かしている。
バンの中で目出し帽をかぶるロン(テレンス・ラウ)。路地裏に構えた本部からひっそりとトランシーバーで指示を飛ばすアクション監督のサム(トン・ワイ)の表情も真剣そのもの。「スタート!」の掛け声で宝石店へと走るロンと強盗仲間役の俳優。カメラクルーは二人が「強盗だ!」と銃を片手に何も知らない客を外に出し、強盗する様をリアルに切り取っていく。

サムはモニターしながらカメラクルーに指示を飛ばす。何も起こらないことを祈りながら見守るワイ(フィリップ・ン)。頃合いを見て警官チームに準備させるサム。店を出たロン達の強盗チームは迎えに来ているバンに乗り込んでゲリラ撮影終了!…の予定だったが、バンにアクシデントが。本物の警官が路駐を取り締まりに来た…!どうなる?ゲリラ撮影⁉

そんなこととは露知らず、撮影は進行。店から飛び出した強盗チームと警官チームは市街地で銃撃戦。市民が逃げまどい自転車と衝突すると、見逃さないサムは「転倒者を撮れ!」「市民の反応を撮れ!」とすかさず檄を飛ばす。混乱する商店街。「おいおい、やばくね?」と思い始めるロン。銃撃戦を潜り抜け、迎えのポイントに到着するも、そこにロケバスは無い。サムに判断を仰ぐロンはここで初めて巻き込まれた市民に気が付く…。
プランを変更し戻るように指示されたロンは本部に走る。それすらも警官に追わせ、逃げる姿のリアルを撮ろうとするサム。ここで更なるアクシデントが。警官から逃げるロンが道に飛び出すと、何も知らない車にひかれてしまう。ハンドルを取られた車は作業中の一般人に突っ込んだ。撮影はいったいどうなるのか?

作中にはこちらのシーンの他にも『ポリス・ストーリー/香港国際警察』(85)のデパートでの格闘アクション、『ファースト・ミッション』(85)の廃ビルからの落下スタントなど、香港映画ファン感涙の傑作再現オマージュも満載となっている。
スタントマン 武替道
2025年7月25日(金)全国公開
STORY
1980年代、売れっ子アクション監督だったサム(森)は、映画の撮影中の事故でその時のスタントマンを半身不随にしてしまい、それがきっかけで業界を離れ、今は細々と整骨院を営み静かに暮らしている。そんな中、かつての仕事仲間に「自分の最後の作品でアクション監督をやってほしい」と依頼され、数十年ぶりに映画制作に参加することに。しかし現代のアクション映画の撮影はコンプライアンスも厳しく、出演俳優のワイ(威)を始め製作陣はリアリティを追求するサムのやり方に反発し、現場はぎくしゃくする。さらに忙しさのあまり娘チェリーとの関係性も悪くなる。サムのアシスタントとなった若手スタントマンのロン(龍)は、サムを献身的にフォローし何とか撮影を進めようとするのだが…。
出演:トン・ワイ、テレンス・ラウ、フィリップ・ン、セシリア・チョイ他
監督:アルバート・レオン&ハーバート・レオン
2024│シネスコ│5.1ch│114分│香港│広東語│字幕翻訳:鈴木真理子│配給:ツイン
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公式サイト stuntman-movie.com




