第97回アカデミー賞®国際長編映画賞ショートリストに選ばれたほか25の映画賞を受賞し、世界中で高い評価を得ている映画『KNEECAP/ニーキャップ』が8月1日(金)より全国順次公開。このたびアザービジュアル6点と著名人の絶賛コメント、物販情報が解禁された。

このたび追加で解禁されたアザービジュアルは全6種。KNEECAPの3人が何かに怯える姿から、メンバーそれぞれのソロカットまで、ポップな青春音楽映画でもある本作を象徴するシーンを切り取ったもの。幼馴染のニーシャとリーアムの可愛らしい幼少期と成長して大人になった姿を捉えた2枚からは、ずっと一緒に過ごしてきた唯一無二の友情を感じさせる。彼らが地元のヤンチャな青年から国を巻き込むアーティストになるまでの軌跡に心を鷲掴みにされること間違いなし。






また、映画をいち早く鑑賞した各界の著名人より絶賛コメントが到着。電気グルーヴの石野卓球は、「アイルランド語のラッブ初めて聴いた!カッケー!」と、率直な感想を寄せた。KNEECAPのファンで、自身も彼らのように政治的なメッセージを音楽で表現しているミュージシャンでアナキストの春ねむりは、「資本主義や人種主義、植民地主義が作り出すクソみたいな現実に抗して放たれるその弾丸の、無鉄砲さと純粋さ。それはきっとあなたをわくわくさせ、勇気づける」と、KNEECAPの姿勢に強く共感。ヒップホップ好きで、ラップネタを持つお笑い芸人のレイザーラモンRGは、「政治や歴史背景などギリギリな題材を扱いながらちゃんと爆笑させてるこの映画見て、自分が安全なとこで日和った笑いしかできてないことに悔しがりがち…」と、ユーモアを交えながら不条理と闘う彼らの姿に思わず圧倒されたとコメント。
さらに、映画・音楽パーソナリティの奥浜レイラは、「ラップしながら、ずっと我々市民の人権について話しているのだ。トリオの意志にも本作にも圧倒的な賛を!」と大絶賛。アイルランドにルーツを持つ音楽家ermhoiも、「何よりも彼ら自身が本当に映画映えする魅力的な人たちなのだ」と、KNEECAP自らがプロ俳優顔負けの演技力で本人役を演じているからこその、彼らの溢れんばかりの魅力に触れた。コメント全文・一覧は以下のとおり。
さらに、クラフトブルワリーのTotopia Breweryとコラボが決定。KNEECAPのスタイルを生かして、皮肉を交えてニーキャップフォビア (ニーキャップ恐怖症)という名のクラフトビールが完成。本作をイメージし、言葉を発する口をアイルランドの国旗カラーでポップにデザイン。上映劇場では、新宿シネマカリテとアップリンク吉祥寺にて1,280円(税込)で販売。オンライン販売は、Totopia Brewery のECサイト(https://totopia.official.ec/)にて8/1(金)19時から。
その他、パンフレットとフレークシールも販売。パンフレットは、KNEECAPとリッチ・ペピアット監督のインタビュー、北村紗衣(英文学者)、尹慧瑛(北アイルランド研究者)、小林雅明(ラップ批評)、森直人(映画評論家)のコラムなどを収めたボリュームたっぷりな内容。フレークシールは、KNEECAPのロゴなどの可愛らしいデザインの6枚入り。全国の上映劇場にて販売予定。
著名人コメント全文 (敬称略・50音順)
石野卓球(電気グルーヴ)
アイルランド語のラップ初めて聴いた!カッケー!
いしわたり淳治(作詞家・音楽プロデューサー・作家)
アイルランドでこんなことが起きていたなんて。
思えば、私の故郷の青森も訛りがきつく、他県の人には通じないことも多いので、上京して以来もう30年近く、標準語で暮らしている。この映画を観てこれはいけないと思った。
奇しくも、私の故郷の大先輩は日本で最初の“ヒップホップ”歌謡曲『おら東京さ行ぐだ』を歌ったレジェンド、吉幾三さんである。
久しぶりに故郷の友人たちと思いっきり『おら東京さ行ぐだ』を合唱したくなった。
ermhoi(音楽家)
アイデンティティを取り戻す
そのために
言葉を取り戻す
荒れたユーモアが生むアティチュード
それこそが、今社会正義を叫ぶ人たちが信頼を寄せる一つのエッセンスになっている
でもなぜか同時に愛らしい
そんなニーキャップ、誕生までを描いたストーリーが見事なドラマだという事はもちろんだが、何よりも彼ら自身が本当に映画映えする魅力的な人たちなのだ
ぜひともご覧あれ!
奥浜レイラ(映画・音楽パーソナリティ)
ステージ上で臆することなく真実を語るパフォーマンスからどうしても過激な側面にフォーカスが当たりがちだが、
彼らが大切にしたいものを改めて知り、どんな目的で集まったのかを辿ると一緒に拳を突き上げたくなる。
ラップしながら、ずっと我々市民の人権について話しているのだ。トリオの意志にも本作にも圧倒的な賛を!
ダースレイダー(ラッパー)
めちゃくちゃ面白い!
90年代のスコットランドの若者たちはトレインスポッティングするしかなかったが、
2000年代の北アイルランドの若者たちはヒップホップと出会うことが出来た。
消滅寸前の言語、アイリッシュを仲間の共通言語として復活させ、ビートが届く範囲で領域展開していく。
持たざる者こそがもっとも強いという”ヒップホップの逆転の哲学”を最大限に発揮した彼らの言葉の弾丸が、観るもののハートを撃ち抜いていく!
春ねむり(ミュージシャン)
抵抗と連帯、そして愛とユーモア———アナキズムは夢を見ることを志向する。それは「大人」が鼻で笑う青臭い夢のようなものかもしれない。
しかしそこには紛れもない情熱とエネルギーがある。KNEECAPの音楽と物語は、それをわれわれと分かち合ってくれる。
KNEECAPは3人ともぶっ飛んでいる。けれど、あなたは映画を見て3人を「理解しがたい」とは思わないはずだ。
鬱屈、詩、爆発、パーティ、怒り、笑い、その全てが彼らの人生のかけらであり、それらは決してあなたの人生からほど遠いものではないだろう。
資本主義や人種主義、植民地主義が作り出すクソみたいな現実に抗して放たれるその弾丸の、無鉄砲さと純粋さ。
それはきっとあなたをわくわくさせ、勇気づける。
町山智浩(映画評論家)
父親は伝説のIRA闘士(それもマイケル・ファスベンダー)!
これ、どこまでホントなの? まあ、コメディだからね!
プロテスタントの彼女に「このカトリック野郎!」と言葉責めされながらのプレイに笑わされながら共生の可能性を見た!
レイザーラモンRG(お笑い芸人)
KNEECAP見た我々日本の芸人あるある~
政治や歴史背景などギリギリな題材を扱いながらちゃんと爆笑させてるこの映画見て、
自分が安全なとこで日和った笑いしかできてないことに悔しがりがち…
KNEECAP…こんなお笑いがしたかったです…
KNEECAP/ニーキャップ
2025年8月1日(金)より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開
監督・脚本:リッチ・ペピアット 製作:トレバー・バーニー、ジャック・ターリング 撮影:ライアン・カーナハン 音楽:マイケル・“マイキー・J”・アサンテ
出演:モウグリ・バップ、モ・カラ、DJプロヴィ、ジョシー・ウォーカー、マイケル・ファスベンダー
2024年/105分/イギリス・アイルランド/原題:KNEECAP/カラー/5.1ch/2.35 : 1/R18+
© Kneecap Films Limited, Screen Market Research Limited t/a Wildcard and The British Film Institute 2024
日本語字幕:松本小夏 後援:アイルランド大使館 配給:アンプラグド
公式サイト unpfilm.com/kneecap
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