“指で食べる納豆”も登場!?　ミシュラン2つ星のスペインの有名店のドキュメンタリー『ムガリッツ』試食会の舞台裏映像解禁

世界屈指の“異端の名門”との呼び声も高いミシュラン2つ星のスペインの有名店「ムガリッツ」の革新的な料理の誕生プロセスを追ったガストロノミック・ドキュメンタリー『ムガリッツ』が9月19日（金）公開。このたび、ムガリッツの試食会の舞台裏をとらえた本編映像が解禁された。

今回解禁された本編映像は、あるシーズンの第一回試食会の舞台裏のシーン。数か月にわたり練り上げてきた新メニューを披露するため、スタッフはブラシやスポイト、ヤスリなど、まるで実験器具のような道具を駆使し、素材ひとつひとつに美術品をつくり出すかのような繊細な作業を施していく。

やがて、緊張感に包まれた厨房に「“指”の前に“お茶”を」と合図がかかり、給仕がスタート。まず提供されるのは「指で食べる納豆」と「茶葉の器で飲むスープ」という、独創的で遊び心に富んだ一皿だった。

さらに注目したいのは、背景に流れる音楽。美しいコーラスと打楽器のシンプルな構成のように聴こえるが、実は、監督のこだわりにより、すべてムガリッツの厨房にあるものだけで生み出されたもの。オシャレに響くリズムの正体は、なんと鍋底の音かもしれない。ユーモアあふれる音楽演出にも目が離せない映像となっている。