韓国発のホラー映画『層間騒音』が10月10日(金)より全国公開。このたび、“恐怖の始まり”を体感できる約3分間の本編冒頭シーン映像が解禁された。
今回解禁された本編映画は、静寂を切り裂くような“ビリビリ”と紙を裂く異音で始まる。続いて映し出されるのは、天井をガタガタといじりながら荒い息を吐く女性のアップ。彼女は防音シートを天井に取り付けており、異様な光景に思わず息を呑む。
シートを貼り終えた女性は、ビデオカメラの録画ボタンを押して部屋の中を撮影し始める。ところがガラス窓を映した瞬間、“ギギギ”と形容しがたい恐怖の音が鳴り響く。さらに「エリーゼのために」のメロディでインターホンが鳴り、受話器を取ると、子どもの泣き声のような不気味な音が流れ込む。

動揺しつつ受話器を置いた彼女が周囲を見渡すと、点けていたテレビが突然砂嵐に変わる。恐る恐る電源を消すと一瞬停電に。すぐに復旧し、ほっと安堵の表情を浮かべたその刹那──窓の方を見た彼女の前にさらなる恐怖が迫る。悍ましい効果音が高鳴り、映像はフェードアウトしていく。
この女性の名はジュヒ。やがて彼女は行方不明となり、天井に貼られていた防音シートの意味や、その身に起きた出来事は謎に包まれる。物語は、彼女の姉で聴覚障がいを持つソ・ジュヨンが失踪事件の手がかりを探す過程を描きながら進んでいく。2025年、韓国全土を震え上がらせたホラー映画の幕開けを告げる、重要なシーンだ。

本作は、リアリティあふれるアパートの騒音問題を題材にした“音系”団地ホラー。監督を務めたのはキム・スジン。制作のきっかけについて次のように語っている。「どこかから聞こえてくる未知の音が、心霊的な恐怖と人害的な恐怖の2つを繋ぐ重要な媒介手段になると思いました。騒音が社会的な問題となっているので、シナリオを書きながらも数多くの事件をニュースで見ました。ひどい騒音問題のある団地で起きる話が出発点でした。多くの韓国人がそうであるように、私も子どもの頃からマンション暮らしだったため、個人的な経験が多く反映されました。アパートや集合住宅などでは匿名性がとても高くなります。多くの人が密集して暮らしているにもかかわらず、お互いがお互いをよく知らずにいます。私がどこに誰が住んでいるかよく知らなくても、誰かは私のことを知っているかもしれません。そこから生まれる緊張感は大きいと感じました。この緊張感を映画全体に盛り込もうとしたのですが、たとえば劇中に出てくる差出人不明の匿名のメモなどです」。
日常に潜む“音”が恐怖の扉を開く──そんな着想から生まれた新感覚ホラーの真髄が、この冒頭映像に凝縮されている。
層間騒音
2025年10月10日(金)新宿武蔵野館・ヒューマントラストシネマ渋谷ほか、全国ロードショー
監督:キム・スジン
出演:イ・ソンビン、キム・ミンソク、ハン・スア、リュ・ギョンス、チョン・イクリョン他
2024│韓国│韓国語│93分│カラー│ビスタ│5.1ch│原題:『노이즈(NOISE)』│映倫:G│字幕翻訳:朴澤蓉子│提供:ツイン、Hulu│配給:ツイン
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