英国貴族ドラマの金字塔『ダウントン・アビー』の映画版シリーズ3作目にして最終章『Downton Abbey: The Grand Finale(原題)』が邦題を『ダウントン・アビー/グランドフィナーレ』とし、2026年1月16日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほかにて全国公開されることが決定した。あわせてポスタービジュアル&予告編が解禁された。
20世紀初頭のイギリス・ヨークシャーを舞台に、貴族クローリー家とその屋敷で働く使用人たちの人生を描くドラマシリーズ『ダウントン・アビー』。1912年のタイタニック号沈没から第一次世界大戦を経て、時代の変化と英国貴族たちのドラマを優雅に映し出してきた。緻密な脚本、華麗な美術・衣装、昨年逝去したマギー・スミスをはじめ、イギリスを代表する俳優陣の名演が高く評価され、エミー賞・ゴールデングローブ賞など、数々の栄誉を獲得。2010年9月の放送開始以来2015年のシーズン6までの全52エピソードをもって幕を閉じた本シリーズは、2019年に劇場版として復活し、社会現象を巻き起こした。15年にわたり世界200カ国以上で放送された、英国ドラマの金字塔ともいえるシリーズだ。
今作『ダウントン・アビー/グランドフィナーレ』は、世界的な大ヒットシリーズの映画第3弾。脚本は、シリーズの生みの親ジュリアン・フェローズ、監督は前作『ダウントン・アビー/新たなる時代へ』に続くサイモン・カーティス。ついに時代は1930年代に突入し、近代社会に足を踏み入れた、クローリー家と使用人たちのドラマを描く。ロイヤル・アスコット、チェルシー・フラワー・ショー、ヘンリー・レガッタが行われる社交界の真骨頂“ロンドン・シーズン”が舞台となる。贅を極めた映像に心酔する中、シリーズ最大のスキャンダルが暴かれ、ダウントン・アビー存続の危機が迫り、最後の最後まで息もつけない展開に。
さらに、2008年のTVシリーズの企画から『ダウントン・アビー』の制作チームを率いてきたプロデューサーのギャレス・ニームによれば、「先代伯爵夫人バイオレットの並外れた人生に美しい幕を引いた第2作で完結とせず、第3作では、他の登場人物たちの人生に深く踏み込み、次の世代へ『ダウントン』がどう受け継がれていくかを描いた」という。そして、バイオレットを演じたマギー・スミスが第2作と第3作の間に逝去したことで、特別な感傷のある作品として完成した。
今回解禁されたポスタービジュアルでは、夕日を背景に屹立する荘厳なダウントン・アビーと、真っ赤なドレスをまとった長女メアリーを中心に、クローリー家と使用人たちが大集合。どこか感傷的な雰囲気がただよい、「ついにお別れの時が参りました。共に過ごした日々を胸に、最後のひとときをご一緒ください。」のコピーとあわせ、まるで日本中のダウントニアン(『ダウントン・アビー』シリーズファンの呼称)へお別れを告げに集まったかのよう。

あわせて解禁された予告は、美しく着飾ったクローリー家がロイヤル・アスコット(イギリス王室が主催する競馬開催)の会場に現れるシーンから華々しくスタート。時代は1930年に突入。上流階級が集い贅を極めるこの季節、長女メアリーが真っ赤なドレスに身を包み舞踏会で踊っている。しかし彼女の離婚スキャンダルが報じられ、会場は騒然。その場でメアリーたちは追いだされてしまう。
「ダウントン・アビーの未来は、今やメアリーにかかっている」というグランサム伯爵の一言と、今は亡き先代伯爵夫人バイオレットの肖像。一族が時代の変化の中で、決断を下す時が迫っている—。「すべての思い出を胸に」というメッセージ、屋敷の壁面にキスを送る伯爵の姿には、とうとう訪れるダウントン・アビーとの別れの瞬間を予感させる。
変わりゆく時代の中で、受け継がれてゆく伝統と、挑戦から生まれる革新。“ダウントン・アビー“への愛が、次の世代へとバトンを繋いでいく。誇り高き彼らが下した“最後の決断”に胸が熱くなる一作だ。
まとめ(注目ポイント)
- シリーズ最終章『ダウントン・アビー/グランドフィナーレ』が2026年1月16日公開。予告編が解禁。
- 監督は前作に続きサイモン・カーティス、脚本はシリーズの生みの親ジュリアン・フェローズ。
- 舞台は1930年代。メアリーの離婚スキャンダルが物語の軸で最後まで息もつけない展開。
- マギー・スミスが第2作と第3作の間に逝去したことで、特別な感傷のある作品に。
ダウントン・アビー/グランドフィナーレ
2025年1月16日(金)TOHOシネマズ 日比谷 他全国順次ロードショー
STORY
1930年。クローリー家とダウントン・アビーの使用人たちは、きらびやかな夏の社交シーズンをロンドンで迎えていた。しかし、長女メアリー離婚のニュースが、社交界を揺るがし、一家の名声を脅かす。社交界から締め出されたメアリーの前に現れたのは、ニューヨーク出身の財務アドバイザー:サムブルック。母コーラの弟ハロルドに連れられてダウントンを訪れ、離婚直後のメアリーに甘い言葉を囁く。そして、彼はハロルドがコーラの遺産を投資につぎ込み大失敗したことを告げ、財政難に苦しむダウントンを救うために、ロンドンにある社交用の別荘を売却することを提案する。しかし、父ロバートは英国貴族としてのプライドをかけて猛反対するのだった…。階下では、ついに料理長パットモアの引退の日が迫り、助手のデイジーが晩餐会を取り仕切ることに。さらに、デイジーは亡きバイオレットの意志を継いで農業フェスの成功を願うイザベルから実行委員に推薦されたことで、忙しい日々を送る。そんな中、俳優のガイ・デクスターとともに屋敷を去った元執事のトーマスが、大人気俳優/脚本家のノエル・カワードたちとともにダウントンへ招かれ、再び階下を訪れる―。
出演:ヒュー・ボネヴィル、ローラ・カーマイケル、ジム・カーター、ラケル・キャシディ、ポール・コプリー、ブレンダン・コイル、ミシェル・ドッカリー、ケヴィン・ドイル、マイケル・フォックス、ジョアンヌ・フロガット、ポール・ジアマッティ、ハリー・ハッデン=パトン、ロブ・ジェームズ=コリアー、アレン・リーチ、フィリス・ローガン、エリザベス・マクガヴァン、ソフィー・マクシェラ、レスリー・ニコル、ダグラス・リース、ペネロープ・ウィルトン (以下ゲスト出演)アーティ・フラウスハン、アレッサンドロ・ニヴォラ、ジョエリー・リチャードソン、サイモン・ラッセル・ビール、ドミニク・ウェスト
監督:サイモン・カーティス『ダウントン・アビー/新たなる時代へ』『黄金のアデーレ 名画の帰還』
脚本 ジュリアン・フェローズ
プロデューサー ギャレス・ニーム、リズ・トルブリッジ
プロダクションデザイン ドナル・ウッズ
衣装デザイン アンナ・メアリー・スコット・ロビンス
メイク・ヘアデザイン アン・ノシュ・オールダム
原題:Downton Abbey: The Grand Finale|2025|イギリス|124分|カラー|シネスコ|字幕翻訳:牧野琴子|G
配給: ギャガ
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