デイヴィッド・リンチ監督の最後の長編映画『インランド・エンパイア』が4Kリマスター化され、『インランド・エンパイア 4K』として2026年1月9日(金)より全国順次公開。このたびメインビジュアルが完成。あわせて、裕木奈江(女優・歌手)からの最新コメントが解禁された。

このたび解禁されたのは、日本版メインビジュアル。デイヴィッド・リンチ監督が放つ悪夢的な世界観を、鮮烈に体現した一枚となっている。
ビジュアルの上部には、主人公ニッキー(ローラ・ダーン)の前に突如現れる、判別不能な崩れた文字列「AXX゜NN,」が記された壁面が映し出される。どこへ続くのか分からない“虚構の入り口”を思わせ、彼女の精神が崩れていく予兆を静かに漂わせる。一方、下部には強い光に照らされたニッキーの顔が大きく映し出され、その表情は恐怖と混乱に満ちている。
そして右側に添えられたコピー「悪夢は終わらない」が、彼女が足を踏み入れる終わりなき迷宮と、物語が向かう深い闇を予感させる。
また、本作に出演した裕木奈江(女優・歌手)から、今回の公開に向けてメッセージが到着。当初はエキストラとしての参加予定だったが、現場で彼女の存在に強い印象を受けたリンチ監督が、セリフ付きの“Street Woman”役として起用することを決めたという。その経緯を踏まえた、裕木からのコメントは以下のとおり。
裕木奈江コメント全文
この度、リンチ監督の『Inland Empire』が再上映されること、心よりお祝い申し上げます。
私にとってこの作品はとても思い出深く、特別なものです。
リンチ監督のファンだった私はロサンゼルスでエキストラ募集があると聞き、撮影現場へ向かいました。現場は熱気と活気に満ちていて、本当にエキサイティングな体験でした。
撮影終了後、監督にご挨拶に伺ったところ、「また別の役があったらやってみたい?」と声をかけていただき、驚きと興奮で「もちろん!」と即答したのを覚えています。それからしばらくご連絡をいただけなかったのでもう撮影は終わったものと思っていましたが、ある日連絡が入り、ファックスで長い英語のセリフが送られてきました。
当時の私はまだ英語の勉強を始めたばかりでしたので、「私には無理だと思う」とお伝えしたのですが、監督は「アクセントが面白いからやって欲しい。とにかく全部覚えて一生懸命喋ってみて」と。巨匠に言われては仕方がないので、あの摩訶不思議なセリフを黙々と覚えました。
当時、スタッフさんからは「Web公開用の短編になる予定です」と伺っていたので、まさか3時間もの長編大作として劇場公開された時には心底驚きました。
劇場で鑑賞してさらに驚いたのは、エキストラとして参加したシーンに、一瞬ですが映り込んでいたことです。よかったら探してみてください。
日本での再上映、本当に嬉しいです。
これからも監督の作品が愛され、語り継がれていくことを願っております。

まとめ(注目ポイント)
- デイヴィッド・リンチ監督『インランド・エンパイア 4K』が2026年1月9日公開。
- 謎の文字列「AXX゜NN,」を配した日本版メインビジュアルが解禁。
- 出演の裕木奈江が、エキストラから急遽抜擢された秘話を明かした。
インランド・エンパイア 4K
2026年1月9日(金)より新宿ピカデリーほか全国順次公開
STORY
ハリウッド女優のニッキー・グレース(ローラ・ダーン)は、未完に終わったポーランド映画『47』のリメイク作『暗い明日の空の上で』に出演することになる。やがて共演者のデヴォン・バーク(ジャスティン・セロー)と映画さながらに不倫関係に陥り、映画の物語と自身の人生が交錯しはじめる。現実と虚構の境界は次第に失われ、ニッキーの精神は崩壊へと追い込まれていく。
出演:ローラ・ダーン ジェレミー・アイアンズ ジャスティン・セロー ハリー・ディーン・スタントン ウィリアム・H・メイシー ジュリア・オーモンド
ローラ・ハリング ナスターシャ・キンスキー ナオミ・ワッツ
監督・脚本:デイヴィッド・リンチ 製作:メアリー・スウィーニー デイヴィッド・リンチ
2006年/180分/アメリカ/原題:Inland Empire/カラー/ドルビーSRD/ビスタサイズ/4K 日本語字幕:林完治
配給:アンプラグド
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公式サイト unpfilm.com/empire




