「心の芯を突いてくる」アリ・アスター監督作『エディントンへようこそ』に北村匠海、太田莉菜、山崎紘菜ら著名人のコメント到着

2025年12月9日

A24製作で贈るアリ・アスター監督の最新作『エディントンへようこそ』が12月12日（金）に全国公開。このたび、北村匠海、太田莉菜、山崎紘菜ら著名人からのコメントが到着。あわせてメイキング写真２点が解禁された。

このたび解禁されたのは各界著名人からの絶賛コメント。モデル・俳優の太田莉菜は「私たちが今生きる世界はまるで映画の中のようだ　誰かに創作された世界を正体不明な神にむけて不確定な信仰心と正義感をもって各々が泳いでいるみたい」、テレビ東京プロデューサーの大森時生は「アリ・アスターが“陰謀論”を描く。なんとも心躍る響き！」、俳優の北村匠海は「もしかしたら、これまで観たアリ・アスター監督作品の中で最も心の芯を突いてくる映画だったかもしれません。混沌がこれでもかと押し寄せてきます。その混沌に僕自身も加担している。まさにスクリーンの中で。そんな錯覚すら起きました。とんでもない映画体験へようこそ。」、ラジオDJのサッシャは「もはや後戻りできないこの流れに、監督が鳴らすのは鋭いwake-up call。観終わったあと、私たちの「情報との向き合い方」が試される一本です。」、作家の背筋は「アリ・アスター監督の作品は、なにかしらの哲学に基づいていて、監督のなかではその筋が通っている。私たちがわからないと思って怖がっているだけなのです。」、ラッパーのTaiTanは「もはや現実がホラーの想像力を超越した時代に、それでもなおアリ・アスターが描く必然性がありすぎる怪作。」、ジャーナリストの竹田ダニエルは「まさに今我々の生活を蝕んでいる問題を、アリ・アスター独特の爆発力を持ったフィクションと皮肉を交えて描く。」、俳優の山崎紘菜は「全く展開が読めず、行き着く先もわからず、物語をただただ彷徨うしかない無力感がたまらない！」と、それぞれの言葉で称賛を送っている（50音順/敬称略/一部抜粋）。コメント全文・一覧は記事下にて。

あわせてメイキング写真２点も解禁。「スター・ウォーズ」初の実写ドラマ『マンダロリアン』でタイトルロールを務めた人気俳優ペドロ・パスカルが、アリ・アスター監督作品に初参戦した姿を捉えたもの、そして『アメリ』のジャン＝ピエール・ジュネ監督作『デリカテッセン』や、デヴィッド・フィンチャー監督作『セブン』など、陰影の強いスタイリッシュで重厚な画作りで知られる撮影監督ダリウス・コンジとアリ・アスター監督の２ショットと、いずれも撮影中のライブ感に満ちた現場の熱気を伝える内容となっている。

著名人コメント全文　※50音順・敬称略

私たちが今生きる世界はまるで映画の中のようだ
誰かに創作された世界を正体不明な神にむけて不確定な信仰心と正義感をもって各々が泳いでいるみたい
それぞれの信じる正気を保つための耐久レース
対立していく群衆の中で孤独に自分の世界を彷徨うホームレスが印象的だった
―太田莉菜（モデル・俳優）

アリ・アスターが“陰謀論”を描く。なんとも心躍る響き！
現実に起こった出来事（＝コロナ）が、悪夢のようにツイストしていく。
これは神話であり、私たちの話であり、現実であり、悪夢だ。
―大森時生（テレビ東京プロデューサー）

もしかしたら、これまで観たアリ・アスター監督作品の中で最も心の芯を突いてくる映画だったかもしれません。
混沌がこれでもかと押し寄せてきます。その混沌に僕自身も加担している。まさにスクリーンの中で。そんな錯覚すら起きました。
とんでもない映画体験へようこそ。
―北村匠海（俳優）

A24がまたしても放つ怪作。
舞台はコロナ禍のアメリカ地方都市。そこで浮き彫りになるのは、深く裂けた社会の「分断」。
アリ・アスター監督が投げかけるのは、情報があふれる時代に生きる私たちの“姿勢”そのものです。
目の前で起きている現実よりも、インターネット上の断片的な情報を優先してしまう現代人。
その危うさを、監督は強烈なメッセージとして叩きつけます。
もはや後戻りできないこの流れに、監督が鳴らすのは鋭い wake-up call。
観終わったあと、私たちの「情報との向き合い方」が試される一本です。
―サッシャ（ラジオDJ）

アリ・アスター監督の作品は、なにかしらの哲学に基づいていて、監督のなかではその筋が通っている。
私たちがわからないと思って怖がっているだけなのです。
だからこそ誰にも真似ができない、言語化不可能な魅力があるのでしょう。
―背筋（作家）

もはや現実がホラーの想像力を超越した時代に、それでもなおアリ・アスターが描く必然性がありすぎる怪作。
―TaiTan（ラッパー）

先住民族、陰謀論、人種差別、環境問題、性的加害、SNS、コロナ、汚職政治。
まさに今我々の生活を蝕んでいる問題を、アリ・アスター独特の爆発力を持ったフィクションと皮肉を交えて描く。
決して「どっちもどっち」という曖昧な主張に傾かず、「アメリカのリアル」を映し出す。
―竹田ダニエル（ジャーナリスト）

全く展開が読めず、行き着く先もわからず、物語をただただ彷徨うしかない無力感がたまらない！さすがアリ・アスター監督。
小さな町、エディントンでの出来事が怒涛のように降り注ぎ、心を撃ち抜いて、静かに去っていきました。
―山崎紘菜（俳優）