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牡蠣の生態を通して環境、ジェンダーの未来を描くハイブリッド・ドキュメンタリー『水の中で息をする ―彼女でも彼でもなく―』が1月31日(土)より公開。このたび、公開にあわせてエミリー・パッカー監督の来日が決定した。2月1日(日)には、『クィアのカナダ旅行記』などの著作がある文筆家の水上文との対談イベントが開催される。

エミリー・パッカー監督

また、先に解禁済みのアオイヤマダ、小田香、森山至貴、児玉美月に続き多種多様な識者9名のコメントが到着した。『牡蠣工場』(2015)を監督した想田和弘は、「牡蠣の微かな呼吸に目を凝らし耳を傾けると、その変幻自在な生態や融通無碍な仕事ぶり、さらには人間の歴史まで、いろんなことが見えてくるんだなあ」とコメント。

イラストレーター、アーティストの金井冬樹は、「牡蠣のクィアな生態には人類も見習うべき未来があるような気がして、そのことに希望を感じました」と語り、料理家のスヌ子は「牡蠣を口にするとき誰もが眩しげな表情になるのは、彼らが導く未来の光をキャッチしているからかも? なんて。」とコメントした。

ほかには作家・コの字酒場探検家の加藤ジャンプ、編集者の綾女欣伸、ライターのISO、精神科医の岡田聡、文筆・映像制作業の品川亮、アーティストで翻訳家の田内万里夫と様々な職種、専門家がコメントを寄せている。各識者のコメント全文、監督来日イベントの詳細は以下のとおり。

来日イベント

日程:
1月31日(土)10:35 回上映後 登壇:エミリー・パッカー監督
2月1日(日)10:35 回上映後 登壇:水上文(文筆家)、エミリー・パッカー監督
場所:シアター・イメージフォーラム

第二弾コメント ※順不同・敬称略

牡蠣は寡黙である。だけど牡蠣の微かな呼吸に目を凝らし耳を傾けると、その変幻自在な生態や融通無碍な仕事ぶり、さらには人間の歴史まで、いろんなことが見えてくるんだなあ。
想田和弘(映画作家)

牡蠣は水の中で身を寄せ合いながら息をして、必要に応じて性別を変えつつ、水を浄化しながら生きている。あらゆる規範にとらわれず、ありのまま。ニューヨークの過去と現在を牡蠣を通して見つめ直すと、牡蠣のクィアな生態には人類も見習うべき未来があるような気がして、そのことに希望を感じました。
金井冬樹(イラストレーター、アーティスト)

これまで牡蠣を食べものとしかみていませんでした。大好物ゆえ、美味しさ以外の立場に思いを馳せたこともなく。海の中、歴史や経済の中、愛を交わす場面でも、力まず変容しながら役目を果たす…なんて coolなんでしょう。牡蠣を口にするとき誰もが眩しげな表情になるのは、彼らが導く未来の光をキャッチしているからかも? なんて。
スヌ子(料理家)

牡蠣ですよ、そう、牡蠣。ラッコなみの牡蠣好きですが、まさかこんなに心揺さぶられるとは……観終わって、いつか、すべての人が"ザ・ワールド・イズ・ユア・オイスター"と、言いあえる世界が来ることを願いながら牡蠣を食べました。
加藤ジャンプ(作家・コの字酒場探検家)

自分の殻を破られたときと、水中で密かに息をしているときと、牡蠣はどちらがしあわせなのだろう。カラカラと身を寄せ合う音と、プクプクと吐き出す息吹と、その言葉なき大いなる循環のなかに人間が生きていることを知る。
綾女欣伸(編集者)

奇抜で大胆、そして魅力的。あらゆる角度から流動的に語られるニューヨーク市における牡蠣の歴史と牡蠣礁再生の試みが、いつしかクィアな視点からのアイデンティティと社会をめぐる思考へと静かに溶け込んでいく。馴染むことを強いられる息苦しさから、束の間わたしたちを解放してくれるドキュメンタリーだ。
ISO(ライター)

牡蠣のように柔らかくソフトで、
牡蠣の殻のように硬い意志のある映像。
この映画自体がクィアな存在。
レモンを絞り牡蠣を味わう時、
僕はこの映画のことを忘れていたとしても、
きっと牡蠣の殻のことは思い出すだろう。
岡田 聡(精神科医/Villa magical 2014 代表)

牡蠣をひとつの端緒として、この世と社会に訪れるさまざまな〝変化〟を峻別することについてじっくりと考えさせるこの作品は、詩篇であると同時に思考そのものであり、美しさを恩寵としてわれわれに差し出しつつも、その力だけに頼ることはしまいと抗いながら歩を進めるという、綱渡りにも似たスリリングな営為なのである。
品川亮(文筆・映像制作業)

ひとの欲情を刺激してやまない、ジューシーで濃密な牡蛎の味。かつてその一大産地だったニューヨークから、牡蛎を通じて環境・ジェンダー・社会史を横断的に考察する、不思議な映像美のドキュメンタリーが、潮風に乗って運ばれてきた。原題の「Holding back the tide」は、そのまま日本語にすれば「潮の流れを食い止める」といった意味だろうか。水の惑星の豊かな味わいを、大切に引き継いでいきたいと思った。そして、欲深くたわいない人類の営みを考えた。
田内万里夫(アーティスト/翻訳家)

まとめ(注目ポイント)

  • 『水の中で息をする ―彼女でも彼でもなく―』1月31日(土)公開ニューヨークにおける牡蠣の歴史や生態を通し、環境問題やジェンダーの未来を描き出すハイブリッド・ドキュメンタリー。
  • エミリー・パッカー監督の来日と登壇イベント決定公開初日の1月31日(土)と翌2月1日(日)にシアター・イメージフォーラムにて監督が登壇、2月1日は文筆家・水上文との対談を実施。
  • 想田和弘ら識者9名による追加コメント到着映画作家・想田和弘、イラストレーター・金井冬樹、料理家・スヌ子ら多種多様な専門家9名が新たに寄稿。
作品情報

水の中で息をする ―彼女でも彼でもなく―
2026年1月31日(土)よりシアター・イメージフォーラムにて公開 以降全国順次

監督:エミリー・パッカー プロデューサー:トレイ・テルーオ 撮影:ジョン・マーティ 編集:リンジー・フィリップス、ベン・スティル

アメリカ|2023 年|77 分|英語|原題:Holding Back the Tide

字幕翻訳:⻄⼭敦子 デザイン:中野⾹ 配給協⼒:野崎敦子

配給宣伝:ブライトホース・フィルム

© Marginal Gap Films 2023

公式サイト mizunonaka.brighthorse-film.com

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