2025年アカデミー賞で長編ドキュメンタリー部門にノミネートされた『叛逆のサウンドトラック』が8月7日(金)より全国順次公開。このたび、予告編が解禁された。
今回解禁された予告編では、魂の歌とリズムが全編を貫く。冒頭、アビー・リンカーンの事件の前触れを思わせる歌声と共に「ルムンバがコンゴで殺された」というタイトルが出され、マックス・ローチの「語り」のようなドラムの音が響く。

ルイ・アームストロングが、独特の深みある声で「俺の罪は肌の色だけ」と歌い、「冷戦下、政治の茶番に利用されたミュージシャンたち」というタイトルの後、ディジー・ガレスピーが刻む軽快なリズムに呼応して、抗議の机をたたくフルシチョフ、ハマーショルド、アイゼンハワーという、“茶番劇”の主役たちが顔を揃える。

続いて、ガレスピーが「リズムがすべてだ」とミュージシャンの純粋さと矜持を感じさせるコメントをすると、「共産主義者ではない、アフリカ人だ」という本作の主人公コンゴ共和国初代首相ルムンバの声とともに顔が映る。マルコムXの「アメリカ全体が狂っているんだ」のコメントに、象が吊り上げられている象徴的なカットが入る。

民衆がルムンバに抱きつき、「1960年6月30日コンゴは独立します」というルムンバのコメントの後に、アート・ブレイキーのパワフルなドラムの音色が響く。国連の様子、銃、ミサイルの映像の後、ジョン・コルトレーンの激しいサックス演奏に、ルムンバが後ろ手で髪を掴まれている映像が重なる。
「自分たちの物語は、自分たちで語る」という作家イン・コリ・ジャン・ボファンの低音で響く言葉の後に、国連になだれ込んだミュージシャン達の姿が映し出される。そのシーンに重なり、仲間に何かを伝えるような、痛切な深い声で、涙目のアビー・リンカーンの歌声が響く。自由や尊厳のために闘った、多くのミュージシャンや革命家の物語を後世に伝えるような、そんな想いを感じさせる予告編になっている。

まとめ(注目ポイント)
- 映画『叛逆のサウンドトラック』8月7日(金)より全国順次公開2025年アカデミー賞長編ドキュメンタリー部門ノミネート。音楽を通して冷戦下の政治に迫る衝撃作。
- ジャズの巨人たちの演奏と魂の歌声が響く予告編が解禁ルイ・アームストロング、ジョン・コルトレーンらの名演に乗せ、冷戦下で政治利用されたミュージシャンたちの姿を映し出す。
- 音楽と歴史的アーカイブ映像が融合した圧巻の映像体験アビー・リンカーンの歌声やマルコムXの言葉が交錯。自由や尊厳のために闘った革命家たちの物語を後世に伝える仕上がり。
叛逆のサウンドトラック
2026年8月7日(金)よりBunkamuraル・シネマ渋谷宮下、シネスイッチ銀座、UPLINK吉祥寺他にて全国順次公開予定
●出演
ルイ・アームストロング、ディジー・ガレスピー、アビー・リンカーン、マックス・ローチ、ニーナ・シモン、ミリアム・マケバ、ジョン・コルトレーン、デューク・エリントン、メルバ・リストン、エリック・ドルフィー、チャールズ・ミンガス、オーネット・コールマン、ル・グラン・カレ、ロック・ア・マンボ、ドクター・ニコ、マリー・ドールン“ザップ・ママ”、パトリス・ルムンバ、エディ・ウォーリー、ウィリス・コノーバー、ルネ・マグリット、アンドレ・ブルアン、ニキータ・フルシチョフ、イン・コリ・ジャン・ボファーネ、マルコムX、コナー・クルーズ・オブライエン、アレン・ダレス、ジョン・F・ダレス
●スタッフ
監督・脚本 ヨハン・グリモンプレ 製作 ダーン・ミリウス、レミ・グレレティ 共同プロデューサー カティヤ・ドライイエル、フランク・フーヴェ 編集 リック・シャウベット サウンドデザイン ランコ・パウコヴィッチ 音響監修・ミキシング アレク “ブニッチ” グース グラフィック&タイトルデザイン ハンス・レッタニー カラーデザイン ブレーズ・ジャドゥール アーカイブ資料リサーチ ジュディ・アレイ、レモンド・パニス、ポリーヌ・ブルゴー、アレクサンダー・マルコフ アーカイブ・プロデューサー サラ・スクロズカ
2024年/ベルギー・フランス・オランダ/156分/16:9/5.1ch 原題:Soundtrack to a Coup d’Etat 日本語字幕:山口三平
© 2024 ONOMATOPEE FILMS BV, WARBOYS FILMS S.A.S., ZAP-O-MATIK, BALDR FILM,RTBF, VRT, JOHAN GRIMONPREZ
配給:オンリー・ハーツ



