“ブラジルのヴァージニア・ウルフ”クラリッセ・リスペクトル原作の映画『星の時 4K』が8月21日(金)より公開。このたび、メインビジュアル&新場面写真&原作本書影が解禁された。

ブラジル映画における女性監督の先駆けであるスザーナ・アマラウ監督によって1985年に映画化された本作は、第36回ベルリン国際映画祭にて主演マルセリア・カルタッショが銀熊賞(女優賞)を受賞。その後もブラジル映画批評家協会による「ブラジル映画史上ベスト100」、英国BFIによる「The Female Gaze: 女性監督による、見過ごされてきた100本の映画」に選出されるなど、ブラジル映画史を代表する一本として高く評価され続けている。

今回解禁されたビジュアルでは、シーツをウェディングドレスのヴェールに見立てて鏡の前で微笑むマカベーアの姿が。読み書きもままならず、世間知らずで恋愛経験もない天涯孤独のタイピストである彼女が、会社をサボってラジオから流れる音楽に合わせて踊る——ささやかな幸福への憧れを映し出した、愛らしくも切ない場面を切り取っている。
あわせて解禁された新場面写真では、ブラジル北東部からひとり大都会サンパウロへやってきたマカベーアの小さな世界と、1980年代のこの町が持つ魅力的な表情を垣間見ることができる。喧騒の中でたたずむマカベーアの不安げな表情、ぎこちなくタイピングする姿、初めての恋に心躍る様子、同僚とのランチでいつもホットドッグをほおばる様子、ルームメイトたちに介抱してもらう様子など、自身の貧困や境遇に無自覚なまま日々を生きるマカベーアのささやかな世界を鮮烈に描き出す、本作の魅力が伝わるものとなっている







さらに、本作の公開にあわせて刊行される原作小説『星の時』文庫版の書影も解禁。日本では2021年に福嶋伸洋訳による単行本が刊行され、第8回日本翻訳大賞を受賞するなど大きな反響を呼んだ本作。今回解禁された文庫版の表紙は、単行本の装丁を踏襲し、著者クラリッセ・リスペクトルの印象的な肖像写真を配したデザインとなっている。

クラリッセ・リスペクトル著 福嶋伸洋訳
本体定価900円(税別)/ 176ページ
まとめ(注目ポイント)
- 『星の時 4K』8月21日公開クラリッセ・リスペクトル原作を映画化した1985年の名作が4K版で全国順次公開。
- ベルリン国際映画祭銀熊賞受賞作主演マルセリア・カルタッショが第36回ベルリン国際映画祭女優賞を受賞。
- メインビジュアルと新場面写真解禁主人公マカベーアの孤独や幸福への憧れを切り取ったビジュアルを公開。
- 1980年代サンパウロを映し出す世界観大都会で生きるマカベーアの日常と小さな夢を捉えた印象的な場面写真群。
- 原作文庫版も7月7日に刊行第8回日本翻訳大賞受賞作『星の時』の河出文庫版が発売予定。
星の時 4K
2026年8月21日(金)より新宿武蔵野館、 Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下ほか全国順次公開
STORY
「わたしはタイピストで、処女で、コーラとホットドッグが好き」。ブラジル北東部の貧しい地からサンパウロにやってきたマカベーアは、身寄りもなく、読み書きもままならず、世間知らず。安月給で暮らし、3人の女たちと粗末な下宿を共有している。自身の貧困や境遇に無自覚で、恋にあこがれ、映画スターを夢見る彼女は、ある日占い師から「あなたの人生は変わる」と告げられる。だが、その「運命の瞬間」は思いがけない形で訪れる……。
1985年/ブラジル/ 96分 /1:1.43/カラー/ステレオ/原題: A Hora da Estrela /英題: Hour of the Star
監督:スザーナ・アマラウ /出演:マルセリア・カルタッショ、フェルナンダ・モンテネグロ /原作:クラリッセ・リスペクトル
配給: alfazebet



