現地で圧倒的人気を誇る「カンボジア・ホラー」最新5作品が日本初上陸、順次配信されることが決定した。第一弾として、東南アジア独自の視点で描くゾンビ・パニック『パンデミックZ』とカンボジア流・墓地ホラー『アマ 祟りの墓』が7月1日(水)より順次配信開始となる。

1970年代、カンボジア映画は黄金期を迎え、東南アジア全域で大ヒットした『怪奇ヘビ男』(1970年)などの名作を生み出していた。しかし、1975年から79年にかけてのポル・ポト政権による凄惨な文化弾圧と虐殺により、映画人を含むあらゆるエンターテインメントは壊滅的な打撃を受けた。この「失われた歴史」を経て、いま、カンボジア映画は奇跡的な復興を遂げ、世界中から注目を浴びている。
その再興を公私ともに支えてきたのが、同国と深い絆を持つアンジェリーナ・ジョリー。2001年に『トゥームレイダー』がカンボジアで撮影されて以来、同国を「第二の故郷」と呼び、2005年には国籍を取得。ポル・ポト政権下の悲劇を描いた監督作『最初に父が殺された』を現地で制作し、2026年には同国への移住検討も報じられるなど、その愛着は深く、彼女の発信力はカンボジア映画が再び世界へ羽ばたく大きな原動力となった。
また、近年のカンボジア映画は芸術面でも高く評価されている。リティ・パン監督『消えた画 クメール・ルージュの真実』(カンヌ国際映画祭「ある視点」部門グランプリ)や、カヴィッチ・ネアン監督『昨夜、あなたが微笑んでいた』(ロッテルダム国際映画祭NETPAC賞)といった巨匠・新鋭たちが、世界三大映画祭を中心に輝かしい実績を残している。さらに、2026年3月には「第15回カンボジア国際映画祭(CIFF)」が過去最大規模で開催されるなど、映画産業全体の熱量はかつてない高まりを見せている。
こうした潮流の中、特にカンボジア国内の若者たちの間で爆発的な人気を誇るのがホラー映画。そのジャンルを牽引するのが、現代カンボジアのヒットメーカーである若き俊英、コウ・ダラチャン監督。彼の作品は現地の若者から絶大な支持を集めており、伝統的な怪談と現代的なスリラーを融合させた独自の映像美で、カンボジア映画の「今」を象徴する存在となっている。今回、その復興の象徴であり、現地マーケットの8割以上を占めるほど爆発的な人気を博している「カンボジア・ホラー」の最新5作品が順次配信されることが決定した。
かつての映画大国のDNAと、Jホラーやタイホラーの潮流、そして独自の仏教的死生観が融合した「カンボジア・ホラー」。歴史の闇を乗り越え、表現の自由を手にしたクリエイターたちが放つ、未知なる恐怖に注目だ。
配信作品ラインナップ
• 7/1より順次配信開始予定 『パンデミックZ』(2024):東南アジア独自の視点で描くゾンビ・パニック。
• 7/1より順次配信開始予定 『アマ 祟りの墓』(2025):最新のカンボジア流・最恐墓地ホラー。
• 8/1より順次配信開始予定 『アタマ探し』(2024):失われた首を求める戦慄の怨念劇。
• 9月より配信開始予定 『100日の祟り』(2024):執念深い呪いが連鎖するノンストップ・スリラー。
• 9月より配信開始予定 『呪われた事故物件』(2024):アジア共通の恐怖「事故物件」を舞台にした怪談。
配信5作品
『パンデミックZ』(Z-Mom)2024年/90分 ©2024 SASTRA Co., Ltd All rights reserved.
監督:コウ・ダラチャン 出演:ラーン・ナット、リーヴ・ヴェン・アワー、ジョン・マクラレン

知人が経営する私有地の島を訪れた一家を、突如として正体不明のゾンビが襲う。パニックに陥った島は瞬く間に地獄と化し、夫も子供も次々と感染してゾンビに変わり果ててしまう。絶望の中、生き残った母親は家族と運命を共にするため、自らもゾンビになる道を選ぼうとする。しかし、愛する者たちの無惨な姿を前に、彼女は「救世主」として戦うことを決意。家族を、そして犠牲者たちを救うため、孤独で過酷なサバイバルに身を投じていく。
『アマ 祟りの墓』(A Ma)2025年/90分 ©2025 SASTRA Co., Ltd All rights reserved.
監督:コウ・ダラチャン 出演:トップ・ヴィサル、サン・ソクチャン、チーン・ダーラ

母の死後、長男チェンと次男リーは一族の繁栄を願い、風水的に最高とされる場所に母を埋葬した。貧しさゆえに軽んじられていた末弟をよそに、二人は富を独占しようとするが、数年後、兄たちの家運は急落し、なぜか末弟だけが成功を収める。不審に思った兄弟が母の墓を暴くと、そこには一族を破滅へと導く裏切りと、血塗られた真実が隠されていた。墓地から始まる家族の崩壊と復讐を描く、最新のカンボジア流・最恐ホラー。
『アタマ探し』(Where's My Head)2024年/90分 ©2024 SASTRA Co., Ltd All rights reserved.
監督:コウ・ダラチャン 出演:ヴァナック・ボーミー、オム・チャンスナイ、ドゥオン・ソッチャー

首を切断された女性ダンサーの遺体が発見されて5年、いまだに彼女の頭部は見つかっていない。ホラー作家のナナは、幼い娘を連れて格安の賃貸物件に越してくるが、室内では「頭を返して」と泣き叫ぶ女の痛々しい声が絶えず響いていた。入居者が次々と無惨な死を遂げる中、ナナの娘にも死の影が迫る。娘の首を守るため、ナナは解雇の危機に晒されながらも、この部屋に隠された凄惨な事件の真相と、失われた「頭」の行方を追う。
『100日の祟り』(A Gong)2024年/107分 ©2024 SASTRA Co., Ltd All rights reserved.
監督:コウ・ダラチャン 出演:トップ・ヴィサル、ケオ・シナック、プルーン・ナック

三人の息子を不可解な死で亡くした母親テアン。残された家族を守るため風水師に助けを求めると、亡き父アゴンの霊が、一族に強い恨みを抱いて彷徨っていることが判明する。呪いを解く唯一の方法は墓を掘り起こすことだったが、別の親族が急死したことで儀式は中断。再開までの「100日間」、一族は逃げ場のない恐怖に晒されることになる。末っ子の命を狙う祖父の怨念。死を待つ100日のカウントダウンが、今始まる。
『呪われた事故物件』(Rent 4 Ghost)2024年/90分 ©2024 ABHI FILM, All rights reserved.
監督:コウ・ダラチャン 出演:ムーン・エク・ソフェアリト、タワン・デーン、リム・ハクヘン
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カンボジアの曰くつきの貸部屋に越してきたチョム・ノアとリン夫婦。そこは、昔住んでいた亡き夫婦の霊が今も留まり、入居者の命を奪うと噂される恐怖の部屋だった。足を踏み入れたその日から怪奇現象が次々と襲いかかり、逃げようとしても悪霊は執拗に二人を追い詰める。想像を絶する恐怖の中、夫婦は生き延びる術を探しながら、夫婦の絆を取り戻そうともがいていく―。
まとめ(注目ポイント)
- カンボジア・ホラー5作品が日本初上陸 7月1日より『パンデミックZ』『アマ 祟りの墓』の配信を皮切りに、全5作品を順次配信。
- 映画復興の中で成長するホラージャンル ポル・ポト政権下の文化弾圧を経て復活したカンボジア映画界を代表する人気ジャンル。
- コウ・ダラチャン監督作品を一挙配信 現地の若者から支持を集める俊英コウ・ダラチャン監督の最新ホラー5作品をラインナップ。
- ゾンビから事故物件まで多彩な恐怖 ゾンビ映画、墓地ホラー、怨念劇、呪いのスリラー、事故物件怪談まで幅広い題材を網羅。
- 2025年9月まで順次配信予定 『アタマ探し』『100日の祟り』『呪われた事故物件』も8月以降に続々配信予定。




