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2025年、カンヌ国際映画祭・批評家週間にタイ映画として初選出&グランプリを獲得した『ユースフル・ゴースト』が7月10日(金)より全国公開。このたび、本作のメガホンを取ったラッチャプーム・ブンバンチャーチョーク監督が来日し、公開記念舞台挨拶に登壇することが決定した。あわせて、掃除機に憑依した妻が病院受付で押し問答を繰り広げるシーンを捉えた本編映像が解禁された。

今回、ラッチャプーム監督の来日が決定。公開初日となる7月10日(金)はユーロスペース渋谷、7月11日(土)は新宿武蔵野館、7月12日(日)はアップリンク吉祥寺と、3日間にわたり都内の上映劇場で観客の前に登壇する。作品への思いや制作秘話を直接聞くことのできる貴重な機会となる。各回の上映時間や登壇時間などの詳細は、公式および公式SNSにて発表される。

ラッチャプーム・ブンバンチャーチョーク監督

あわせて解禁された本編映像は、掃除機に憑依した妻が、入院中の夫との面会を巡って病院の受付でまさかの押し問答を繰り広げるシーン。体調を崩した夫・マーチを見舞うため、掃除機に憑依した姿で病院を訪れた妻・ナットは、律儀に受付で面会手続きをしようとする。しかし深夜のため看護師から面会はできないと告げられると、「私は患者の妻です。いつでも会えるはず」と食い下がる。

さらに「私は妻の霊です。掃除機に取りつきました」と衝撃の告白をするも、看護師は「亡くなったなら、もう法律上は妻ではありません」「明日の8時にお越しを」と、相手が掃除機であることをまるで意に介さず、あくまで規則通りに対応。押し問答の末、受付の椅子で静かに朝を待つ掃除機の姿が映し出され、本作ならではのシュールな魅力が全開の映像となっている。

このシーンについて、ラッチャプーム監督は本作を定義づける重要なシーンであると言及。「あの場面は私にとってこの映画を定義づけるものだと感じています。というのも、あの場面のおかげで、この映画は実は”システムと闘おうとする女性”の物語なのだと気づかされたからです。看護師だけでなく、僧侶や警察も彼女が夫と一緒にいることを認めず、闘わなければなりません。このような官僚主義の不条理さが映画全体のあり方を形づくっています」。ナットは夫に会うため、面会時間が始まるまで受付で待ち続ける……それは、システムの勝利を意味すると監督は言う。「幽霊は抵抗しますが、結局はシステムが勝ちます。システムに同化することでしか幽霊は受け入れてもらえません。私はその孤独を描きたかったのです」と語っている。

まとめ(注目ポイント)

  • 『ユースフル・ゴースト』7月10日公開カンヌ国際映画祭・批評家週間グランプリ受賞作。7月10日より全国ロードショー。
  • ラッチャプーム監督の来日決定7月10日から12日までユーロスペース渋谷、新宿武蔵野館、アップリンク吉祥寺で舞台挨拶を実施。
  • シュールな本編映像を公開掃除機に憑依した妻が病院受付で押し問答を繰り広げる、本作を象徴するシーンを解禁。
  • 監督が語る作品テーマ官僚主義の不条理と、システムに抗う女性の姿を描いた物語として本作を位置づける。
作品情報

ユースフル・ゴースト
2026年7月10日(金)より全国ロードショー

監督・脚本:ラッチャプーム・ブンバンチャーチョーク
出演:ダビカ・ホーン、ウィサルット・ヒンマラート、アパシリ・ニティポン、ワンロップ・ルンカムチャット、ウィサルット・ホームフアン ほか

2025|タイ語、英語、イサーン語|タイ、フランス、シンガポール、ドイツ|130分|英題:A Useful Ghost|字幕翻訳:橋本裕充
配給・宣伝:SUNDAE(Powered by Filmarks)

© 2025 185 FILMS, HAUT LES MAINS, MOMO FILM CO.

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