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『スパニッシュ・アパートメント』『ダンサー イン Paris』などで知られるセドリック・クラピッシュ監督による最新作『モネと時間旅行』が9月18日(金)より公開。このたび、19世紀のパリが現代へとつながる“時を越える風景”を捉えた本編映像が解禁された。

今回解禁された本編映像が映し出すのは、時代を超えてなお響き合うパリの風景。ノルマンディーで祖母を亡くしたアデルは、自らの人生を前へ進めるため、20年以上会っていない、パリに住む母を訪ねる決意をする。人生初の旅へと踏み出した彼女は、船旅の途中で画家を志すアナトール(ポール・キルシェ/『Winter Boy』『動物界』)と、写真家を目指すルシアン(ヴァシリ・シュナイダー/『モンテ・クリスト伯』)という二人の青年と出会う。

エッフェル塔や壮麗な建築物など、それまで見たことのない景色に胸を躍らせながら、アデルたちはセーヌ川を渡り、パリの港へと到着。すると画面は、19世紀のパリから、カラフルなウェアをまとったランナーが駆け抜ける街並みや、オルセー美術館をはじめとする現代のパリへと、驚くほど自然に移り変わっていく。

19世紀と現代――ふたつの時代がシームレスにつながり、まるで時を超えて呼応するかのように描かれるこの場面は、本作ならではの見どころのひとつ。新しい文化や価値観を受け入れながらも、歴史ある建造物や街並みを大切に守り続けてきたパリだからこそ実現した、過去と現在を鮮やかに結びつける印象的なシーンとなっている。

本作について、監督のセドリック・クラピッシュは次のように語る。「共同脚本家のサンチャゴ・アミゴレーナと脚本を書き始めた当初は、1900年前後を舞台に、過去と現在を交互に描く構成を考えていました。ところが、執筆初日に『むしろ二つの時代を交互に見せるのではなく、一つの物語の中で溶け合わせた方が面白いのではないか』という結論に至ったのです」。しかし、その発想をどのように物語として成立させるかが大きな課題だったという。

「そこで考えたのが、一軒の大きな屋敷を相続する家族の物語でした。その家には19世紀の写真や絵画が数多く残されている。私たちが描きたかったのは、写真と絵画が異なる表現方法でありながら、同じ問いに向き合っているということです」。そして、その問いとは、人が限られた時間しか生きられない存在でありながら、どのようにして自らの痕跡を未来へ残していくのかという普遍的なテーマだという。

「家族の歴史と、美術史における“表象”の変化を重ね合わせることで、写真、絵画、そして一つの家族の歴史が互いに響き合う物語になっていきました」

さらにクラピッシュ監督は、本作に込めた思いについてこう続ける。「私の近年の作品には、世代を超えて受け継がれていくものを描いた作品が少なくありません。本作もまた、その延長線上にあります。ただ今回は、それを絵画や写真が私たちに残してくれるものと結びつけながら描こうとしました」

変わり続けながらも変わらないパリを背景に、本作は過去と現在を鮮やかに結びつけながら、“人は何を未来へ残せるのか”という普遍的な問いを観る者へ投げかける。

まとめ(注目ポイント)

  • 『モネと時間旅行』9月18日全国公開セドリック・クラピッシュ監督が19世紀と現代を結ぶ物語を描く最新作。
  • “時を越える風景”を捉えた本編映像解禁19世紀のパリから現代の街並みへ、風景がシームレスに移り変わる一幕。
  • セーヌ川の船旅から現代のパリへエッフェル塔や歴史的建造物から、ランナーが走る街並みやオルセー美術館へ接続。
  • 絵画と写真を通して描く“未来への痕跡”家族史と美術史を重ね、“人は何を未来へ残せるのか”という普遍的な問いを描出。
作品情報

モネと時間旅行
2026年9月18日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下ほか全国公開

監督・脚本:セドリック・クラピッシュ 『ダンサー イン Paris』
出演:スザンヌ・ランドン『スザンヌ、16歳』、アブラム・ヴァプレ、ヴァンサン・マケーニュ『画家ボナール ピエールとマルト』、ジュリア・ピアトン『最高の花婿』、ジヌディーヌ・スアレム『パリのどこかで、あなたと』、ポール・キルシェ『Winter boy』、サラ・ジロドー『ベルナデット 最強のファーストレディ』、セシル・ドゥ・フランス『幻滅』、オリヴィエ・グルメ『私は確信する』、ヴァシリ・シュナイダー『モンテ・クリスト伯』、ヴァランタン・カンパーニュ『Coward』

原題:La Venue de l'avenir/2025 年/126分/フランス/フランス語/日本語字幕:古田由紀子/1:2.35/5.1ch/配給:セテラ・インターナショナル/協力:ユニフランス

© STUDIOCANAL - COLOURS OF TIME - CE QUI ME MEUT - Emmanuelle Jacobson-Roques

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