ヴェネチア国際映画祭で審査員特別賞を受賞したジャンフランコ・ロージ監督最新作『ポンペイ、雲の下に生きる』が10月2日(金)より全国順次公開。本作では、これまで自身の作品で音楽を使ってこなかったロージ監督が初めて音楽を取り入れ、『ブルータリスト』で第97回アカデミー賞®最優秀作曲賞を受賞したダニエル・ブルンバーグが音楽を担当している。サウンドトラックはSpotify、Apple Music、Amazon Musicなどで配信中。アナログ盤も販売されている。

本作は、西暦79年にヴェスヴィオ山の噴火によって埋没した古代都市ポンペイの歴史と、そのふもとで今も続く人々の営みを見つめるドキュメンタリー。火山のふもとで暮らす人々、消防署に届く電話、子どもたちの勉強を見る男性、船からウクライナ産の小麦をおろすシリア人青年、遺跡発掘に携わる東大チーム、博物館に佇む女神の彫像など、さまざまな営みを映し出す。ジャンフランコ・ロージ監督が3年半をこの街で過ごし、出会った人々の姿と、火山の街が歩んできた2000年にわたる歴史、そして未来への希望を美しいモノクローム映像で描き出す。

本作の大きな特徴となっているのが、ジャンフランコ・ロージ監督が初めて音楽を取り入れたこと。その音楽を手がけたのが、『ブルータリスト』(24)で第97回アカデミー賞®最優秀作曲賞を受賞したダニエル・ブルンバーグだ。
監督はインタビューで「まずロンドンのダニエル・ブルンバーグの家で試験的に、バスルームで2人のサックス奏者が演奏し、その後、撮影現場にその2人に来てもらい、海の中に防水のマイクとスピーカーを置き、即興で2時間演奏してもらった」と通常では考えられない、型破りな音楽の制作体験を語っている。
これまで自身の作品で音楽を使ってこなかった監督がリクエストしたサウンドトラックは、既存の制作では生まれない常識をくつがえすもの。そのサウンドは、モノクロームの深遠な映像と相まって、タイムマシンのごとく時空を超えた空間に観る者を誘う。まるでポンペイ、2000年の時間を旅し、未来へ開いていくような感覚を呼び起こす。
そのサウンドトラックがいち早く、下記の音楽サイトで配信されている。映画公開前に監督とダニエル・ブルンバーグが作り上げた音楽世界にいち早く触れることができる。
音楽サイト
・spotify
https://open.spotify.com/intl-ja/album/3Zm4YE8sRikWhyDb7vzCe2
・Apple music
https://music.apple.com/tm/album/sotto-le-nuvole-pompei-below-the-clouds-original/1886717578
・Amazon music
https://www.amazon.co.jp/music/player/albums/B0GTBR8LY1
アナログ盤発売情報
・タワーレコード
https://tower.jp/item/7999675?srsltid=AfmBOopuSDkrl3zfq7Fk8heczLPRKW38Tpg3XE6FAaaJTM2zqi9D_6Be
ダニエル・ブルンバーグ
Daniel Blumberg
1990年、ロンドン生まれ。インディーロックバンド「ヤック」のボーカルとして、2011年にデビューし、インディー音楽シーンで活動していたが、2013年に脱退、その後、さまざまなバンドやプロジェクトに参加。2018年にソロ・デビューアルバム「Minus」をリリース。「タイム」誌が5点中の満点5点をつけ、「ビルボード」誌は「今年聴くことのできる、最もユニークで洗練されたレコードの一つ」と評し、絶賛された。この後、2枚のソロアルバムやライブアルバムなどをリリースし、ミュージシャンとしての地位を確立。
2016年からはサックス奏者、セイモア・ライトとの前衛的なデュオプロジェクト「GUO」をスタートし、自らのレーベルで音源をリリースするなど活動を活発化、これが後の映画音楽制作につながっていく。
2018年には、イギリス各地を巡回したアニエス・ヴァルダ監督特集「Gleaning Truths」の開幕を記念して、英国映画協会が音楽制作を依頼。2019年、GUOはイギリスの映画監督、ピーター・ストリックランドとコラボレーションし、アルバムリリースに合わせて短編映画「GUO4」を制作、第76回ヴェネチア国際映画祭でプレミア上映された。更にその年の10月、GUOはアメリカの映画監督ブラディ・コーベットと共に、短編映画兼パフォーマンス作品「GYUTO」を制作・発表、映画との関わりを深めていった。
2020年、初めて長編映画の音楽を手がけた、モナ・ファストボールド監督作品『ワールド・トゥ・カム 彼女たちの夜明け』が、第77回ヴェネチア国際映画祭のコンペティション部門で上映された。このサウンドトラックは各メディアで絶賛され、IndieWireはこの年の映画音楽第1位に選出した。モナ・ファストボールド監督は後に映画『ブルータリスト』の脚本も手がけている。
2024年には、ブラディ・コーベット監督『ブルータリスト』の音楽を担当し、第97回アカデミー賞最優秀作曲賞を受賞。自身初のオスカー獲得となった。2024年最高の映画音楽の一つとされ、アカデミー賞以外にも英国アカデミー賞作曲賞、ワールド・サウンドトラック・アワードなど数々の栄誉に輝いた。2025年、再び、モナ・ファストボールド監督とタッグを組み、映画『アン・リー/はじまりの物語』の音楽を手がけ、ミュージカル・ドラマという新たなジャンルに挑戦した。
繊細な銀筆画によるドローイング作家としても知られ、その作品は国際的に評価されており、世界各地で展覧会を開催、今年6月には日本でも初の個展が催された。また、9月2日から開催されていた第83回ヴェネチア国際映画祭ではコンペティション部門の審査員を務める。
まとめ(注目ポイント)
- 『ポンペイ、雲の下に生きる』10月2日公開ヴェネチア国際映画祭で審査員特別賞を受賞した最新作が全国順次公開。
- ロージ監督が初めて音楽を導入これまで自身の作品で音楽を使ってこなかった監督による初の試み。
- ダニエル・ブルンバーグが音楽担当『ブルータリスト』で第97回アカデミー賞最優秀作曲賞を受賞した作曲家。
- 型破りな音楽制作を実施海中に防水マイクとスピーカーを設置し、2時間の即興演奏。
- サウンドトラックを各音楽サイトで配信Spotify、Apple Music、Amazon Musicなどで配信中、アナログ盤も販売。
ポンペイ、雲の下に生きる
2026年10月2日(金)より、Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次ロードショー
2025/イタリア/モノクロ/ビスタ/119分/イタリア語・アラビア語・日本語・英語/原題:SOTTO LE NUVOLE
監督:ジャンフランコ・ロージ(『海は燃えている~イタリア最南端の小さな島~』アカデミー賞ノミネート)
音楽:ダニエル・ブルンバーグ(『ブルータリスト』 アカデミー賞 受賞) 配給:ビターズ・エンド
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公式サイト www.bitters.co.jp/pompei



