ホアキン・フェニックス主演、リドリー・スコット監督による映画『ナポレオン』(ソニー・ピクチャーズ配給)が12月1日(金)より全国の映画館で公開され、洋画初登場1位の大ヒットスタートを切った。また公開を記念して、メイキング特別映像が解禁された。
本作はアカデミー賞®作品賞受賞の『グラディエーター』や『オデッセイ』などを手がける巨匠リドリー・スコット監督と『ジョーカー』のアカデミー賞®俳優ホアキン・フェニックスが、『グラディエーター』以来の再タッグで挑むスペクタクル超大作。歴史に名を刻むフランスの皇帝ナポレオン。英雄と呼ばれる一方で、悪魔と恐れられた男の真の姿を壮大なスケールで描く。
12月1日(金)から公開された本作は、洋画初登場1位となる好発進。上映バージョンではIMAXが全体の18.3%と高稼働している。すでに鑑賞した映画ファンからは「戦闘シーンがとにかく圧巻」「新解釈・ナポレオン」「劇場で見るべきスペクタクル!」「絵画の世界が映像になった」「天才で冷酷な皇帝の史実を追いながらその人間性も感じた」「ジョーカーからナポレオンへ、ホアキン・フェニックスのふり幅がすごい」「ホアキン・フェニックスの演技によって本当のナポレオンがそこにいるみたいに感じた」「ヴァネッサ・カービーの妖艶な美しさがぴったりだった」など、大迫力の映像と俳優たちの演技に魅せられている声が多く寄せられている。
このたび解禁されたメイキング特別映像では、CG使用はほぼなしでこだわり抜いた本作の戦闘シーンについてリドリー・スコット監督&ヴァネッサ・カービーが自信たっぷりに語っている。
「本物の迫力に勝るものはない」と語るスコット監督。そしてカービーも「リアルでごまかしがない」と語る通り、大砲が乱れ飛び、歩兵を直撃する様子など広野での戦いのシーンは実にカメラ11台で同時撮影され、CGはほぼなし、カービー曰く「たった1シーンに数百人のエキストラ。戦闘シーンに費やす労力が半端じゃない」と感嘆の声をあげるほど。実際、エキストラは延べ8000人以上が参加しており、しかも戦闘シーンではエキストラ俳優も軍事訓練を受けるという徹底ぶり。ナポレオンの有名な戦いの数々、エジプト遠征でのピラミッド砲撃、アウステルリッツの戦い、ワーテルローの戦いなどどの戦闘シーンもそのリアリティは近年稀に見る迫力を誇る。
スコット監督の映像制作はというと「頭の中で画作りを完成させ、絵コンテに起こす」そうだ。撮影準備のため、スコットは自身のチームを司令室(war room)に集めた。自らの手でストーリーボードを描いてワーテルローやアウステルリッツ、トゥーロンのセットを再現した巨大な模型と、アート部門による絵などを用意した上でチーム全員にビジョンを共有。また、技術チームには実現したいイメージの指示を出した。
そしてこのイメージをスクリーンに具現化するのに腕を振るったのが3度アカデミー賞®にノミネートされたプロダクション・デザイナーのアーサー・マックス。1997年の『G.Iジェーン』(97)以来スコットとは15作品においてコラボレーションを続け、プロダクション・デザインのビジネスが数十年の間に大きく変化するのを目の当たりにしてきた人物。そのベテランを持ってしても、スコット監督の現場には強い思いがあるそう。「リドリーとの仕事では、即座に対応する能力が求められます。題材は過去、現在、未来のいずれでもいいのです。彼はジャンルからジャンルへと流動的に移動します。中世は彼の好きな時代の一つでしょうね。さまざまな未来、現在も。それから聖書を題材にしたもの。そして今回のように、18〜19世紀です」と監督との仕事について語り、「徹底的にスペクタクルを網羅しています。豪華な宮殿からみすぼらしい納屋、途中には焼けた村もあります。船で海にも出ます。大規模な交戦もあります。アウステルリッツ、ワーテルロー、マレンゴ、ボロジノの戦い。物語全体が巨大なおもちゃ箱のようであり、デザイナーにとっては素晴らしいご馳走です」と本作への手応えを見せている。
IMAX®、Dolby Cinema®、Dolby Atmos®(字幕版のみ)での上映、また2D/MX4D®/4DX/4DXScreen/ScreenX/D-BOX(字幕版 & 吹替版)などさまざまなフォーマットでの上映が行われている『ナポレオン』は現在大ヒット公開中。
ナポレオン
2023年12月1日(金)全国の映画館で公開
STORY
1789年。自由、平等を求めた市民によって始まったフランス革命。マリー・アントワネットは斬首刑に処され、国内の混乱が続く中、天才的な軍事戦略で諸外国から国を守り皇帝にまで上り詰めた英雄ナポレオン。最愛の妻ジョゼフィーヌとの奇妙な愛憎関係の中で、フランスの最高権力を手に何十万人の命を奪う幾多の戦争を次々と仕掛けていく。冷酷非道かつ怪物的カリスマ性をもって、ヨーロッパ大陸を勢力下に収めていくが――。フランスを守るための戦いが、いつしか侵略、そして征服へと向かっていく。彼を駆り立てたものは一体何だったのか?
・原題:Napoleon
・US公開日:11月22日予定
・監督:リドリー・スコット(『グラディエーター』『オデッセイ』)
・脚本:デヴィッド・スカルパ(『ゲティ家の身代金』)
・出演:ホアキン・フェニックス(『ジョーカー』『グラディエーター』)、ヴァネッサ・カービー(『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』)
公式サイト www.napoleon-movie.jp
この記事が気に入ったらフォローしよう
最新情報をお届けします
Twitterでフォローしよう
Follow WEEKEND CINEMA