「過去を忘れて、未来にキスを」U2、サラエボ伝説のライブが映画化『キス・ザ・フューチャー』予告編解禁

マット・デイモン、ベン・アフレックがプロデュースを務め、ネナド・チチン＝サインが監督したドキュメンタリー映画『キス・ザ・フューチャー』が9月26日（金）より全国順次公開。このたび予告編が解禁された。

「過去を忘れて、未来にキスを、サラエボ万歳！」——1997年9月23日、U2がサラエボで開催した伝説のライブは、今も語り継がれている。会場には4万5千人もの観客が詰めかけ、音楽が鳴り響くその瞬間、人々は分断を越えて一つになった。かつて、民族や宗教の違いを超えて共存していたサラエボの人々。しかし、ボスニア紛争はその絆を引き裂いた。U2のライブは、傷ついた人々の心を再びつなぎ直す希望の象徴となった。

本作は、ボスニア紛争終結後、U2がサラエボでライブを行うと誓い、その約束を果たすまでの道のりを描いたドキュメンタリー。プロデュースを手がけたのは、ベン・アフレックとマット・デイモン。音楽と人間の絆、そして約束の力を描く、心揺さぶる真実の物語だ。

このたび解禁された予告編は、サラエボ紛争時、セルビアのミロシェヴィッチ大統領がサラエボを包囲した様子から始まる。その様子は、現在のロシアによるウクライナ侵攻や、イスラエルによるガザ攻撃など、現在起きている戦争に重なる。そして、電気も水道もないサラエボで、若者たちが音楽や芸術の力によって未来への希望を紡ぎ、ボノとU2がライブを通して人々とつながり、勇気を与える様子が描かれている。