マリリン・モンローのMM、ブリジット・バルドーのBB、そしてCCと呼ばれたセクシー女優にして1960年代を中心に国際的な活躍を見せたクラウディア・カルディナーレが9月23日、パリ近郊で死去したと米バラエティなどが一斉に報じた。

Unknown (Mondadori Publishers), Public domain, via Wikimedia Commons
イタリア人の両親の元、チュニジアで生まれたクラウディアは、フランス語、英語、イタリア語などをあつかい、57年にチュニジアのビューティ・コンテストで優勝して59年に映画デビュー。イタリアのピエトロ・ジェルミ監督の『刑事』(59)で早速注目され、つづいてルキノ・ヴィスコンティ監督、アラン・ドロン共演の『若者のすべて』(60)でも評価を得ると、61年にはヴァレリオ・ズルリーニ監督の『鞄を持った女』に主演。イタリア=フランス合作の『ビアンカ』、フィリップ・ド・ブロカ監督、ジャン=ポール・ベルモンド共演のフランス映画『大盗賊』とイタリア、フランスをまたいで活躍を始める。
63年にはフェデリコ・フェリーニ監督の『8 1/2』、ヴィスコンティ監督の『山猫』とイタリアの2大巨匠の作品に出演したほかに、アメリカのコメディ『ピンクの豹』、ルイジ・コメンチーニ監督の伊=仏合作『ブーベの恋人』と立て続けに話題作に出演し、日本でも一躍人気者に。

Luchino Visconti, Public domain, via Wikimedia Commons
その後もジョン・ウェインと共演した『サーカスの世界』(64)、ヴィスコンティの『熊座の淡き星影』(65)、ドロンが主演したアメリカ映画『名誉と栄光のためでなく』(66)、バート・ランカスターと共演の『プロフェッショナル』(68)などハリウッドも含めて、国際派として様々なジャンルの映画に招かれた。
さらにセルジオ・レオーネ監督の『ウエスタン』(68)、ブリジット・バルドーと共演した『華麗なる対決』(71)、ベルモンド共演の『ラ・スクムーン』(72)、ヴィスコンティ監督の『家族の肖像』(74)、オールスター共演アクション映画『オフサイド7』(79)などで活躍。80年代以降もドイツ映画『フィツカラルド』(82)、ムッソリーニの愛人と呼ばれた女性を演じた『クラレッタ・ぺタッチの伝説』(84)などが公開され、ベテラン女優に成長していった。
66年にプロデューサーのフランコ・クリステルディと結婚したが75年に離婚。75年以降は監督のパスクァーレ・スクイティエリ(『クラレッタ・ぺタッチの伝説』など)と暮らしていた。子供は2人。ユネスコの親善大使なども務めていた。日本にも『ピンクの豹』公開にあわせ64年の東京オリンピック直前など何度か来日している。
Source:Variety




