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Elles Films(エルフィルムズ)株式会社は、パキスタン初の長編・手描きアニメーション作品『The Glassworker(英題)』の日本語吹替版制作と全国公開を目指し、クラウドファンディングを実施している。このたび、ウスマン・リアス監督からのメッセージ動画が到着した。

本作は、スタジオジブリ作品に憧れて育ったウスマン・リアス監督が手がけたアニメーション映画。戦争の惨禍と芸術の美しさの対比をテーマに、架空の街のガラス職人の少年と少女の心の交流、そして親子の葛藤を繊細に描く。2024年のアヌシー国際アニメーション映画祭でワールドプレミア上映を果たし、第97回アカデミー賞ではパキスタン代表作品に選出されている。

ウスマン監督は、9.11以降の混乱と変化の中で育った自身の経験から、戦争の痛ましさを自分たちの世代の視点で物語として描く必要があると感じ、本作の制作に取り組んだ。監督はかつてスタジオジブリを訪問し、「他のスタッフに思いやイメージを共有するには、全編の絵コンテブックを作るべき」との助言を受けたという。その後、アニメーション産業が確立されていないパキスタンで仲間を集め、すべてのシーンの絵コンテを作り上げた。

SNS上では、Elles Filmsの公式X(旧Twitter)アカウントによる【拡散のお願い】投稿が約1万リポスト、3.5万いいねを記録するなど注目を集めている。投稿には「応援したい」「手描きでこのクオリティはすごい」といった称賛の声が寄せられる一方、「AI生成かと思った」というコメントも見られた。しかし、本作は全編手描きで制作されており、監督自身が強いこだわりをもってアニメーションを完成させたことが明らかになっている。

手書きの絵コンテ

今回監督から日本の観客に向けたコメント動画も公開され、「日本のアニメーションは、私の心の中でとても特別な存在です。その作品を日本の皆さんにお届けできることは大きな名誉です」と語っている。

本作は、日本初公開となるパキスタンの長編アニメーション映画として全国規模の公開を目指しており、クラウドファンディングは10月31日23時59分まで実施中。目標金額660万円に対し、現時点で300万円超が集まっている。プロジェクトの詳細は、クラウドファンディングページ(https://motion-gallery.net/projects/theglassworker)にて。

作品情報

The Glassworker(英題)

STORY
若きガラス職人ヴィンセントは、師匠である父と街の中にあるガラス工房で、一緒にガラス工芸を作りながらに静かに暮らしていた。穏やかな日常は、ある日突然訪れた軍人の親子―陸軍大佐と、その娘でヴァイオリニストのアリズによって揺らぎはじめ、国が戦争と混乱の渦に巻き込まれると、その静寂は次第に砕かれていく。ヴィンセントとアリズは、ガラスと音楽という異なる芸術を通して、互いの心に静かに触れていくが、彼らの間に立ちはだかるのは、親の価値観、社会の階級、そして戦争だった。この物語は、古い価値観が重要視されていた時代に、それでも「愛すること」「信じること」「表現すること」をあきらめなかったふたりの軌跡。人生はガラスのように壊れやすく、でも美しい――

監督:ウスマン・リアス/制作年:2024年/制作国:パキスタン/制作スタジオ:Mano Animation Studios/上映時間:95分

© 2024 – GLASSWORKER, LLC ALL RIGHTS RESERVED

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